Tensor.Artでコントロールネット"Revision"を試して気付いたこと
今回の記事は、Tensor.Artでコントロールネット"Revision"を試した記録となります。
そもそも、"Revision"とは、SDXLの機能になります。
画像から情報を読み取って、生成する画像に落とし込む機能です。
コントロールネットの"Revision"と言っても、
revision_clipvision
revision_ignore_prompt
2つの選択肢が存在します。
revision_clipvisionはプロンプトを参照しながら画像を生成します。
一方で、revision_ignore_promptの方は画像情報のみを使って画像を生成する機能となります。
自分が作りたい画像に合わせて、使い分けるのが良さそうです。
それでは、早速コントロールネットの"Revision"を使っていきましょう。
今回は、こちらの画像の顔に似せる画像を生成したいと思います。
ちなみにネガティブプロンプトは、記載なし。
プロンプトは、実験として「sole_female」のみで、まずは作成することにしました。
モデル:Juggernaut XL Tensor Art Exclusive
revision_clipvision
revision_ignore_prompt
プロンプトの内容に影響するrevision_clipvisionよりも、画像から情報を読み取るrevision_ignore_promptの方が元の画像に似ている作品を作ってくれました。
今回のプロンプトは、revision_clipvisionにとって情報が少なすぎたのかもしれません。
次に、プロンプトを少しだけ詳細に入力して作成することにします。
revision_clipvision
revision_ignore_prompt
プロンプトに反応するrevision_clipvisionは、さすがにプロンプトに近い画像を生成してくれました。
しかし、元の画像と比べて、過去が似ていないのは難点です。
revision_ignore_promptは、revision_clipvisionよりも元の画像に似た顔を生成してくれますが、プロンプトを認識しないので微調整が難しい印象です。
続いて、下記のようなプロンプトを入力して画像を作成しました。
revision_clipvision
revision_ignore_prompt
今回は、共に元の画像と比べて似ていると思える画像を生成することができませんでした。
とはいえ、画像情報を読みこんで画像を生成するrevision_ignore_promptを上手に活用すれば、似ている画像を大量生産ができるかと思いました。
やはり顔を似させる簡単な方法は、SeaArtのAIフェイススワップだと思いますので、そちらのご紹介をさせていただきます。
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