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スタートアップで5人→80人の各フェーズを経験した話
契約書レビュー支援AI「LeCHECK」を開発するスタートアップの株式会社リセで、エンジニアリングマネージャーとスクラムマスターをしている阿部です。
今回は私がリセに参画してから現在までを簡単に振り返ってみて、その中での反省とともにこれからどんなところを目指していくのかについてお話ししようと思います!
フェーズの変遷
2019年の事業開始から現在までの変遷をものすごく簡単に年表にしてみました。
![Lisse簡易年表](https://assets.st-note.com/img/1690436678839-O9B2wFYxQu.png?width=1200)
2019年のプロダクト開発開始当初はCEO・CTO・エンジニアの計5名で始まりましたが、今現在は総勢で80名を越える規模感にまで成長しました。
当時のプロダクト名は「り〜が〜るチェック」というもので、「りーがーるちゃん」というキャラクターもいました。(リーガル/Legalと掛かってます)
オフィスも自社専用ではなく、他社オフィスの一角を間借りさせていただくといった形で始まりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690261224733-4SggEirlWu.jpg?width=1200)
COOや弁護士、エンジニアから営業まで様々な人が参画して、2021年4月に現在の「LeCHECK」にリブランディングを行いました。リブランディングは、サービスロゴだけでなく、UIUXなども刷新したため、一大プロジェクトでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1690261961559-SQibbRMMh9.jpg?width=1200)
その後も順当に人が増え続けて、間借りオフィス以降に渋谷に構えていたオフィスから日本橋にお引越ししました!
![引越しの様子](https://assets.st-note.com/img/1690437009976-z6V7qLsIQN.jpg?width=1200)
![オフィスが片付いてご満悦のCOO](https://assets.st-note.com/img/1690437038549-Oq8vtKyX4V.jpg?width=1200)
お引越し当時はコロナ禍などもあり、リモートを交えながら勤務していましたが、「皆が顔を合わせて働けるような広いオフィスに!」という代表の思いでお引越しした日本橋オフィスもあっという間に手狭になるくらい人が増え続け、業務委託やアルバイトの方も含めて、ついには80人を突破しました!!
そのため、2023年12月中旬に東京 神田にあるWeWorkへ移転することが決定しました!🎉
新しいオフィスは100名を越える人数も収容可能なサイズとなっており、全社でコミュニケーションを活発に取りながら業務が出来る環境となっています!
新潟の片田舎出身の自分にとって、東京のキラキラオフィスで働いてみたいという夢が叶いそうで感無量です。笑
エンジニアの受け入れ態勢不足での苦しみ
組織・プロダクトが成長するに連れて、大小様々で苦しんだことが色々ありますが、特に苦しんだのは、2021年春にエンジニアが4名増えた時でした。当時はエンジニア3人 + CTOで部署が構成されていたため、人数で言うと、一気に倍になったタイミングです。
プロダクトもまだまだ発展途上で開発しなければいけないことは沢山ある中で、新しく参画した人たちにもオンボーディングしたい状況は自分がリセで過ごしてきた中で最も忙しかった期間でした。
元々いた3人のエンジニアは最初期から参画しており、いわゆる阿吽の呼吸・暗黙の了解で業務を進められていた部分がありました。そのため、新しい人が入るに当たって、その辺りの言語化などから始めなければいけませんでした。
結果として、「オンボーディング < プロダクト開発」となってしまい、当時参画いただいた方たちには大いに苦労をかけてしまったというところが反省点です。(今も皆残ってくれています。感謝。)
この辺りの問題は「スタートアップあるある」だと勝手に認識しているのですが、プロダクトも組織も成長速度は未知数な部分があるため、求められることが一気に変化していくことが日常茶飯事です。
「必要なものが必要なときに無い。やりながら作っていく!」という状況で最も印象に残っているのが、このフェーズでした。
この経験は現在の採用活動にも反映しており、「教わる人」と「教える人」のバランスを考慮しながら、採用人数やポジション、ペルソナを設定するようにしています。(もちろんスタートアップらしいスピード感も意識しつつ、となりますが!)
これから目指していく場所
弊社はお世辞にも「採用戦闘力」が高い企業ではないため、どんな人に来て欲しいのかしっかりと考え、候補者の人としっかりと向き合い、参画いただいた方が本領発揮できるように既存メンバーがスタートダッシュを支えていくように舵を切っています。
その上で、「おんぶに抱っこ」という状態は当然望ましくないため、一人ひとりがプロフェッショナルとして自律して活躍できるような組織を目指しています。
また、プロフェッショナルな個人の集合体ではなく、「チーム」として機能し、個人では達成出来ないような目標を成し遂げる、自然とそこを志向していくような状態にしていきたいと考えています。
そのために意識していること
まだまだ試行錯誤の連続なので、翌週には違うことを思考しているかもしれませんが、ここ数年は「応援・協力してほしい人にこそ、発信していく」を個人のスローガンとして意識するようにしています。
リセに参画する前は自身でサービスを立ち上げようと友人と悪戦苦闘していましたが、無力だった当時、人の支えや協力を得るには言葉や行動で「姿勢」を示していくしか術がありませんでした。
現在もエンジニアリングマネージャー/スクラムマスターとして活動する中で、いわゆるプレイヤーでは無くなったことで、状況は違えど過去と同様に、「周りにいる人の力を借りなければ、今まで以上に組織・プロダクトを大きく出来ない」状態になりました。
私一個人レベルの想像の範疇に納まるようなリセ / LeCHECKで終えたくない、常に想像できないような未来にワクワクするような組織・プロダクトにしていきたいからこそ、発信することで透明性を保ち、主体者たる皆が「手触り感」を持って活動できるような環境を作り続けなければいけないと、最近はより強く考えるようになりました。
その中で特に気をつけていることが「伝えた気にならないこと」です。
もちろん、中にはテキストコミュニケーションでサッと完結することもありますが、目指していることは「メンバーを動かすこと」それ自体ではなく「カルチャー・ムーブメントにしていくこと」なので、ただ伝えるだけでなく、良く伝わるようなコミュニケーションを取るようにしています(気をつけています)。
ちゃんと相手がキャッチできるようにボールを投げて、一方的なコミュニケーションにならないように、今後も組織全体でより一層気をつけていこうと思います。
今回はここまで!また次の記事でお会いしましょう〜〜🕊️
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