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転職予定のなかった私が未経験領域のスタートアップに惹かれた3つの理由
はじめまして、ResilireにCustomer Success / Bizdevとして入社した杉浦です。
もともと転職を考えていなかった私が、次のチャレンジとしてジョインすることを決めたResilireの魅力をお伝えします。製造業×購買・調達に興味のある方やすでに業界にいる方はもちろん、私のように業界未経験の方にも理解しやすい内容にしていますので、ぜひご一読ください。
ご興味があればぜひカジュアル面談やIPA会(※)でもお話しましょう!
※IPA会とは:Resilireオフィスにて様々なIPAをご用意し、職種の隔たりなくお酒やソフトドリンクを飲みながらカジュアルにお話する会です。知り合いの参加に限定しているため、興味ある方は私までご連絡ください!
2016年に新卒として株式会社クラウドワークスへ入社。行政から受託した案件のPMやソリューション営業、新規事業の立ち上げに従事。2018年に株式会社プレイドへ入社し、Customer Successとしてプレイヤーから組織長まで経験した後にKARTE WebのProduct Ownerとして事業戦略設計やプロダクト開発、マネジメントに従事。2024年11月にResilire入社。
趣味はクライミング、写真、格闘技観戦。1歳7ヶ月のイヤイヤ期の雰囲気が漂いはじめた娘がいます。
Resilireの第一印象
Resilireの話を初めて聞いたのはシードフェーズの10数名の時ですが、最初の印象として
シードフェーズにも関わらず業界を代表する大手企業に導入されており、急成長しはじめていてすごい
役員経験者やスタートアップ2周目以降のシニアなメンバーが集まっていてすごい
プロダクトの話を聞くと、そこまで難しいことをやっているように見えない
すぐに他社に真似されないのかな?なぜこのプロダクトが伸びているんだろう
という、実績から見える「すごそう」という印象と「いまいちプロダクトや事業としての魅力がわからない」という2つの印象がありました。実際に私がResilireのことを知人に話したときも、同じような印象を持たれることが多いです(伝え方をもっと磨くべきですね)。今思えばこの業界にいる人には伝わるポテンシャルが、業界未経験の私にはいまいちピンときていませんでした。
同時に、なぜこれだけ魅力的な人材が集まり、名だたる企業の導入が進んでいるのか?プロダクトの何が業界に刺さり始めているのか?という純粋な興味がわき、毎月開催されているIPA会というイベントに参加することにしました。
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Resilireに入社を決めた理由とResilireの魅力
結論からお伝えすると、入社の決め手は下記の3点です。
業界変革の最中にあり、Resilireはそのセンターピンになるポテンシャルがある
代表に人を惹きつける独特な魅力がある、一緒に働いてみたいと思える
30人未満のスタートアップな規模×能力密度が高いメンバーとチャレンジできる
Resilireは業界変革のセンターピンになる
仰々しい表現をしましたが、実際にそのポテンシャルがあると感じています。
まず簡単にResilireについてご説明します。Resilireが提供するサプライチェーンリスク管理クラウド(SCRM)は、メーカーが部品や素材、原材料などを仕入れているサプライヤーのネットワーク(=サプライチェーン)を可視化し、自然災害や事故などのリスクをサプライヤーの住所と紐づけて管理することができます。これにより、例えば大雨が発生した際に自社のどの製品や拠点に影響があるかがすぐに分かり打ち手が打てたり、事前にリスクが存在する品目の調達を分散化するなどの対策ができるようになります。
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サプライチェーンが多階層かつグローバルにわたって複雑になっており、メーカーは直接取り引き関係がある企業の事は分かっていてもその先のサプライヤーのことがわからない、というケースが多く存在します。これが実は根深い課題で、業界ごとの商慣習や企業対企業の関係性(受発注の関係性)、情報共有にかかる工数やデータ環境、扱える人材、など様々な超えるべきハードルがあります。
一方パンデミックや南海トラフ地震のような今後も想定される大規模災害、戦争、人権問題など、メーカーが向き合うリスクはとても多様になっています。今の製造業界において、安定供給の社会的責任や規制強化への対応、営利企業としての収益最大化のためにはこのサプライチェーンの可視化が強く求められ始めているのです。
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今、このResilireに対して各業界の名だたる企業様から大きな期待をいただいています。入社前に聞いた中で印象的な話として、業界を良くしたい購買・調達部の役員や部長レイヤーの方々、パートナーとして協業している方々が、Resilireを広める動きをしてくださっている点です。
私は前職のプレイドで「CX Platform」としてKARTEというプロダクトを提供していましたが、このCX=顧客体験という考え方は私が入社したときはまだ広くは浸透していませんでした。そのため特に初期は営業や導入支援というより、CXの重要性を社内外の仲間を巻き込んで啓蒙していくような感覚で仕事をしていました。
話はそれましたが、Resilireでも同じような、いわゆる「夜明け前」のような感覚を強く感じています。Resilireだけが頑張るのではなく、業界の前線を走る人や業界を変えたい人が立場など関係なく同じ方向を向いてチームで頑張る、そういう流れが生まれているところに、ある意味で部活のようなワクワク感を感じました。
語弊を恐れずに言うと、まだまだResilireのプロダクトはサプライチェーンの可視化とリスク管理「だけ」のプロダクトです。購買・調達の方々が抱える課題は膨大で、とてもクリティカルな課題にアプローチしている一方で全体で見るとその数%にしかアプローチできていないのも事実です。逆に言うと、それでもこれだけの期待と導入実績が積み上がっている事実が、Resilireのポテンシャルを表しています。
多階層サプライチェーンのデータはあらゆる課題解決の前提として必要なもので、データが集まると周辺の領域に展開したときに、サプライヤーのデータを強みに顧客への提供価値の最大化と業界変革のインパクトを出すことができます。モノづくりという生活に身近で日本が誇る製造業界を、強力に支える基盤をResilireがつくれるかもしれない、ここに自分も関わりたいと思いました。
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代表の人を惹きつける独特な魅力
代表の津田とIPA会で初めて話したときに聞いた話で、印象に残っているエピソードがあります。
まだプロダクトもない頃、当時つながりがあった業界大手の製薬メーカーから聞いた課題と要望をもとに、今のプロダクトの元となるものを開発したという話です。初期はそのような期待してくれている顧客とディスカッションを重ね、開発したものへのフィードバックをもらいながら磨き込んでいたそうです。この話を聞いて、業界をリードする企業が、プロダクトが無い名もなきスタートアップの業界経験がほとんどない津田に信頼と期待を寄せたという事実にまず驚きました。
また、Resilireのメンバーはシニアなメンバーや有名企業の役員経験があるメンバーが多いのですが、スタートアップにおいて年齢は関係ないとはいえ、若くしてこれらのメンバーを惹きつけ、リードしていることが純粋にすごいと感じました。そんな津田に純粋に興味を持ち会話を重ねていく中で、彼には
無駄な邪念や承認欲求を極限まで排除し、純粋に「コト」に向かえる
Resilireにとっての「コト」は、データでサプライチェーンをアップデートし、人類の大きな課題解決に貢献すること
というブレない軸があり、冷静で淡々と話す中にアツいものがあると感じました。彼と、そして彼がリードする会社なら純粋に事業に向き合いコミットが出来そうと思ったのも決め手の一つでした。
津田がResilireについてピッチした動画もありますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。なぜこの領域での事業展開を始めたのか?なぜ今の人間性があるのか?ついては津田の原体験が影響しており、興味があればぜひカジュアルに話してみてください。
スタートアップな環境と優秀なメンバー
私のキャリアとして、1社目は100名程度、2社目は80名程度のタイミングでジョインしており、特に長くいた2社目では80名→グループで500名規模への成長過程を経験することができました。上場というイベントも経験し、組織が大きくなる中で起こる課題を乗り越えたこと、その中で感じる面白さなどたくさん思い出があり、とても充実したキャリアになりました。
そんな中で沸々と感じていたこととして、事業や組織がもっと小さいフェーズでチャレンジしたい思っていました。はじめてResilireの話を聞いたときは10数名の規模感でプロダクトも作り直しており、より当事者として事業を伸ばすことに貢献できる、熱中できるフェーズだと感じていました。
また繰り返しになりますが、Resilireにはシニアなメンバーが多く、その分これまで向き合っていた組織的な課題やマネジメントの課題も少ない=顧客や事業、プロダクトに純粋に向き合える環境があると感じます。もちろん課題はありますが、課題が発生したときの解決のスピードが早かったりそのプロセス(議論、意思決定など)が建設的で、社内の課題に向き合う時間を最小限に社外に向き合えます。現在4つのValueを設定しており、事業や組織のフェーズが変わるごとに都度議論しアップデートしながら組織として大事にすることを言語化していますが、これらのValueを自然と実践できているメンバーが多いと感じています。
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これから組織を拡大していくなかで社内の課題は当然増える方向に向かいますが、今の環境をどれだけ維持しながらフェーズごとに適切な組織や環境をつくれるか、というチャレンジができるのもこのフェーズならではで、これからの楽しみの一つです。
最後に
長文になってしまいましたが、少しでもResilireの魅力や可能性について伝わっていれば嬉しいです。
本文の中で何度か「シニアなメンバーが集まってる」「大手企業の導入が進んで成長している」ということを書きましたが、業界の中での立ち位置はまだまだ名もなきスタートアップです。そして業界変革をリードできる入口に立てている、というのもまた事実だと思います。
このチャンスを活かせるかどうかは自分たち次第であり、能力密度が高く20~30名規模の今しか味わえない興奮が間違いなくあるので、少しでも興味をお持ちいただいたらぜひカジュアルにお話しましょう!
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