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英語を英語のまま理解できると世界が変わるかもしれない

一番上の写真は特に関係ないんだけど、僕の好きなオアシスっていうバンドの(What's the story)Mornig Glory?っていうアルバムのジャケットの撮影地に行った時の写真。

僕はわりと多趣味な方で、そのたくさんの趣味のうちの一つにサッカー観戦がある。

僕はアーセナルっていうイングランドのチームのサポーターなんだけど、
最近そのチームのメストエジルっていうドイツ人のプレイヤーが退団した。
僕は彼がすごい好きで残念で仕方なくて。

そんな彼が退団の際,SNSで発信したメッセージがすごくエモーショナルでたまらない。

時々スラングのような表現も見られるけど難しい文章ではなくて,ある程度英語の勉強をしてれば誰でも読めると思う。

僕はこれを原文で読んだ時はすごい感動を覚えて,切なくなった。

そこでSNSにてアーセナル関連の英語の記事や、選手のSNSの投稿を翻訳してくれる方々が翻訳したエジルのメッセージを見てみた。
他の人たちはあの文章をどう日本語で表現するのかな、自分とはどう違うのかな?って疑問に思って。

でも見てみたところ、一番感動的に訳してたのは自分で(笑)

別にその人たちの訳が違うとかそういうわけではないし、他の人から見たら彼らの訳の方が上手に感じると思うんですよ。

でも僕がメッセージを見て感じたことは、原文から直接感じたことなんでね。

他人の訳っていうのは、翻訳した人のフィルターを通して見てるわけで、それを見て感じることも,フィルターを通ってしまう。

だから少し濁っちゃうんだ。
もちろん出来るだけ濁らないようにやってると思うけど。

ほんと、いつも訳してくださる皆さん、偉そうにすみません。
悪気はないんです。

話が少し変わって、洋画の字幕なんかも似たようなもので。
あれは本物のプロの方が、できるだけセリフのニュアンスが伝わるように翻訳しているものの、字幕の場合は文字数の制限があるために、僕もたまーに思うんだ。
"あっ今言ったところは字幕に含まれてないな。″みたいな。

そのせいか、以前僕が映画館で働いていたときに同僚から聞いたことがあってね。
"吹替の方が字幕よりも情報が多く含まれているから、あえて吹替で見る映画好きの人もいるんだよ。"って。

日本語の場合、同じような意味の言葉・文章でも異なる単語・言い方ってたくさんあるよね。
他の言語ももちろん同じ。

例えば、"私はあなたが嫌いです”を英語にしても色々言い方があるわけで。

I hate you.
I don't like you.
I disgust you. 
etc.

同じ意味でも、細かいニュアンスが異なるよね。
ちなみに日本語なら、生理的に受け付けないとかも嫌いの表現のうちの一つですよね。

僕の好きなスターウォーズでもEP3の終盤、アナキンがオビワンにめいいっぱい嫌いって言うときは"I hate you"を使ってる。

まあ映画の場合は字幕の文字数っていう制限はあるものの、基本的には映像とセットだから、下手な字幕のせいで魅力がなくなるってことはそうそうないと思うけど。

ここで余談なんだけど、クソダサい邦題のせいで損する映画は時々見かける。
僕の好きな映画に"ナポレオンダイナマイト"っていうB級映画がある。

でも最初についた邦題は昔ヒットした邦ドラマの"電車男"にあやかった"バス男"だった。

ほんとにこれは作品へのリスペクトのカケラもない邦題で、理由は知らないですけど気づいたら"ナポレオンダイナマイト"に変わってた。

あとは洋楽の歌詞や洋書なんかも似たようなもので。
僕は洋楽の歌詞はあまり気にしないし、本もあまり読まないのだけれども。

でもいくつか好きな本があって、その中の一つにJDサリンジャーの”ライ麦畑で捕まえて”っていう小説がある。

僕が読んだのは村上春樹が訳したものなんだけど、読んだ当時は文章にすごい引き込まれて。

この本は主人公のホールデンが病院で療養中に去年のクリスマスを振り返るっていう形で進行するのだけれど、村上春樹というフィルターを通したホールデンの語り方というものにすごいハマった。

でも今思うと、きっと原文で読めたらもっとホールデンの魅力が伝わるのかなって。

ここまでダラダラと書いてきて、結局何が言いたいかっていうと、
英語でもなんでも、その言語をそのまま自力で理解することができたら、そのコンテンツを最大限に楽しめるのかなって思った。

だからこういうことに気づける程度の英語力を今日までに身に付けたことと、言語のニュアンスを楽しめる自分の感性を褒めつつ、もっと楽しむためにも色々勉強しようと思いましたとさ。

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