【アスリート必見】不整地(芝生)でのトレーニングのメリット
今日は愛知県岡崎にある運動公園にて練習を行いました
公園にはちょうどいい坂や広い芝生、クロカンコースなどがあり、トレーニングを行うにはうってつけの場所であり、昨シーズンから何度か使用していましたが、今年の冬季は練習の方針的に来ることがなく、今回が初めてでした
それにともなって、久しぶりに芝生でのダッシュとロングエンデュランスを行い、改めて芝生でのトレーニングについて感じることがあったのでまとめておきます
1.反発が返ってこない
まずは、トラックと比べ当たり前ですが反発がほとんどないということです
これはデメリットのようにも感じますが、大学生になり大学に競技場があることで、毎日トラックでのトレーニングができています。その中で僕たちはトラックの反発によってよくない走りをごまかしてしまっていることがあります。
特に僕のようなまだ技術的に未熟な選手はそう言った傾向があると思います。そういった選手が芝生などの不整地を走ると、走りの中の悪い部分をごまかしようがなく明確になります。よって、自分の走りを改善しようとしている選手や、まだ技術の未熟な選手はいい走りを身に付けるために優れたトレーニングだと感じました
僕も走ってみると、いつもより足が返ってくる感覚がなく、トラックと同じようなスピードで走ると、足を前に持ってくる角度がいつもより小さくなる感覚がありました。それを改善するためには、普段よりもスピードを落として走るか、足を力を使って前に持ってくるようにしなければなりません。この足を前に持ってくる動きは、スプリンターの最高疾走速度に非常に関係するので、ある程度レベルの高い選手にもいいトレーニングであることがわかります
2.足へのダメージが少ない
反発が少ないということからもつながりますが、その分足にかかる負担がかなり軽減されます
この冬スプリントに力を入れ、走りの質が高まってきているからこそ顕著にトラックとの違いを感じとることができました。
以前、僕の記事で休養についての記事を投稿しましたがその中で、競技者は結果を出すことが目的で、そのためには質の高いトレーニングを行う必要がある。そしてそのために適切な休養をとり、疲労をためないことが重要だと説明しました。その内容から考えて、スピードを出しても足へのダメージ、つまり疲労が少ないというのはかなりのメリットです
陸上にとって冬季練習というのは、練習量が多く体には疲れがたまりやすい時期になります。疲れがたまりすぎると怪我にもつながってしまいますが、それをわかっていても結果を出すためにそのぎりぎりのラインのトレーニングが要求されます。そういった状況においては芝生や不整地でのトレーニングはまさにピッタリと言えます
これからの取り組み
今回行ったのは走りがメインのトレーニングでしたが、ジャンプ系のものにも同じような効果が期待できるのではないかと感じました
また、芝生でのラン・ジャンプの後にトラックでトレーニングを行うことで、芝生で作ったいい動きに反発がプラスされ、今までとは違う感覚を得られるのではないかと考えています
陸上競技の練習は単調な動きの繰り返しがほとんどですが、視点を変えることで同じ練習内容であっても、新たな動きを気づき得られることが多くあり、常に視点を変えることのできる、思考のバリエーションを持ち合わせていることで、例え毎日同じような日常を過ごしていたとしても現状を打破することは可能なんだと感じました