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別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい

花は例外なく毎年咲く。四季折々に咲く花。

桜やひまわり、秋桜にウメ。

季節の風物詩と呼ばれる花は、たくさんの人に愛されている。

「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」

この言葉は川端康成が残した言葉。

花の名前を教えることで、自分のことを思い出させる。

別れずにずっと一緒にいることができたら、それが1番なんだけど、ほとんどの恋は終わってしまうのが運命。

だから、花の名前を教えておくことで、自分のことを一生忘れさせないというメンヘラ度が高めの案件。

なんて怨念めいているんだろうか。確かに花は毎年咲く。

その度に別れた相手のことを思い出すなんてたまったもんじゃない。

別れてしまったらそれが最後。後腐れなんてなに1つとしてない方がいいよ。

1度教えられた花の名。覚えてしまった花の思い出は一生別れてしまった人となる。

1年に1度別れた人のことを思い出すなんてめんどくさいよね。

別れてしまうと、お互いにとって、忘れてしまいたい過去の方がきっと多いから、出来るだけ花の名前なんて教えない方がいい。

怨念めいた恋がしたいのであれば、花の名前を1つでも2つでも教えてやればいい。

別れないのが1番だけど、出会いも別れもきっと必然だから、別れてしまったらもう受け入れて前に進むしかないんだよ。

壊れてしまったものはもう元には戻せない。形を作ることは難しいけど、壊してしまうのははるかに簡単なこと。壊してしまったらもうおしまいだ。

時計の針は戻せても、時間は巻き戻せないし、もし戻ったとしても君との時間はもう終わりだ。

「別れる男に、花の名を1つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」

君が思い出になる前に。

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もう君のことなんて思い出せなくなりますように。

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