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自分に寛容になることは自分だけじゃなく、大切な人のためにもなるらしい

たまに夜になると鼓動が早くなることがある。きっと漠然とした不安に襲われているに違いない。眠れない夜をベッドの上で過ごす。聞こえてくるのは時計の針の音と猫の寝息ぐらいだ。不安が大きくなるにつれて、ゆっくりと時間が進んでいく、どれだけ考えても、行動を起こさない限りは何も変わらない。そんなことは30年間生きてきてわかっているはずなのに、何もできない自分に地団駄を踏む。

8年の社会人生活は、成功よりも失敗の数の方が圧倒的に多かった。「失敗して、反省して、少しずつ前に進む」。もう何度聞かされたかわからなくなった言葉を胸になんとか生き延びることができている。

新しいことに挑戦しているときは、ワクワクよりも不安の方が多くなるものだ。世間の前ではワクワクの方が多いみたいな顔をしているけれど、家に帰った途端に糸が解けたかのように、不安が自身に襲いかかる。

ずっと何かに追われる続ける人生を送るかもしれない。自分に特化したものがあるわけじゃないからずっと何かを勉強し続けている。慣れない作業はなかなかうまくいかないもので、ミスの連続だ。ミスを犯すたびに、できない自分を責めてしまいたくなるし、そんな自分にガッカリしてしまう。向いてないのかもしれないとか、他にもできることはあるんじゃないとか、目の前の出来事から逃れるための言い訳ばかりを探す。

それでもやっぱり諦められないのは、自身の負けず嫌いが功を奏しているからで、その根本は前に進みたいという意志の表れだ。完璧主義の自身はこのままじゃダメだと思い詰めてばかりだった。どれだけ成果を上げたとしても、自分が頑張った事実を認めてあげられず、こんなものじゃないでしょと発破をかけ続けてきた。

頑張り続ける自分が好きだった。上を目指したいと思えているうちはまだ大丈夫といまでもずっと思っている。でも、自分の頑張りぐらいは自分が認めてあげないと頑張ったあの時間たちが可哀想だ。なんて、考えられるようになったのはほんの最近の話で、それはたくさんの人が僕の頑張りを褒めてくれる人がたくさんいるからなのだろう。

自分に寛容になる。それは2022年のテーマだった。このテーマをずっと忘れていたんだけれど、昨日自分のメモ書きを見返していたときに、思い出した。1年前の自分よりも少しは自分に寛容になっている。その事実が何よりも嬉しかった。不安になる夜があってもいい。それは前を向いている証拠だから。時間をかけてやってきた努力はきっと実を結ぶ。その過程をたった今生きている。自分だけじゃない、自分を大切に思ってくれている人のためにも、頑張ってきた事実を褒めてあげようと思うんだ。

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サトウリョウタ@毎日更新の人
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