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毎日更新が1000日になった。感謝を込めて

ずっと心待ちにしていたこの日が、とうとうやってきた。今日で毎日更新の継続が1000日目になる。毎日更新をはじめた当時の自分が、まさか1000日の継続を達成できると思っていなかったという驚きと、本当にここまでやってきたんだという達成感で胸がいっぱいだ。

今日この日を迎えられたのは、たくさんの人の支えのおかげだ。もちろん継続した自分もすごいと思うけれど、書く原動力を作り続けてくれたのは、紛れもなく支えてくれた人である。1000日の達成は僕だけで達成できたものではない。だから、まずはみなさんに「ありがとう」と言いたい。

やっと、1000日の景色を見れた。いまの気持ちを残すために、どんな景色が見えているのかを記していきたい。

毎日更新をはじめた理由

1000日の景色について書く前に、まずなぜ毎日更新をはじめたのかを振り返りたい。

毎日更新をはじめた理由は、友人が毎日更新をしていたことがきっかけである。毎日更新を継続している友人が素直にかっこいいと思った。これまでに毎日更新を何度か試みたけれど、1ヶ月はおろか1週間も続かなくて、継続できない事実に涙を呑んだ。

「かっこいい大人になりたい」

僕がかっこいいと思う大人は、みんな何かを極めている。目の前に現れたかっこいい大人は毎日更新をしている。しかし、かっこいいと憧れるだけでは、到底越えられない。友人のようなかっこいい大人になるために、行動を起こそうと毎日更新をはじめた。

毎日更新を続けるなかで、ずっとかっこいいと思っていた友人から「毎日更新をしている人だけが入っているコミュニティがあるんだけど、リョウタくんも入らない?」とお誘いをいただいた。僕の中には「入る」もしくは「絶対に入りたい」しか選択肢がなかったため、お誘いをいただいた瞬間に「絶対に入りたいです」と返事をした。

毎日更新のコミュニティでは、いっさい雑談をしない。ただ毎日、更新をしたという報告をするだけである。毎日更新を頑張っている仲間がこんなにもたくさんいる。その事実が「負けられない」に変わり、日々の原動力になった。しかし、毎日更新は想像以上に大変だ。日々の生活をやりくりしながら毎日執筆するなんて尋常じゃない。毎日更新をはじめてすぐに挫折する人をこれまでに何度も見てきた。だから、コミュニティのなかでも、毎日更新を続ける人も減り、毎日更新のもコミュニティもいつのまにか解散になった。

毎日更新を続けるなかで出会った出来事

毎日更新のコミュニティが解散になって、次々と毎日更新仲間がいなくなるなかで、ただ1人毎日更新を継続している人がいる。彼女は現在1200日以上毎日更新を継続している猛者だ。彼女が毎日更新をやめない限りは、僕が彼女を超える日はやってこない。だからといってやめてほしいわけでない。彼女は数少ない毎日更新仲間のため、これからもお互いに刺激を与え合いたいと思っている。

彼女は僕よりも前に、1000日の壁を突破した。その事実を目の当たりにした瞬間に、祝福の気持ちと悔しさが同時に芽生えていた。自分も1000日の景色を見たいと心の底から思ったし、目標の達成が夢ではなく、現実になりつつあるという事実にワクワクしていた。断っておくが、毎日更新は誰かとの戦いではなく、自分との戦いである。勝ち負けを競っているわけではない。

正直、毎日更新には何度も心が折れそうになった。飲み会終わりに文章を書いて、納期に追われているなかで文章を書く日は最悪だ。「何をやっているんだろう」とか「こんなことをして意味があるのか?」と何度も思った。書くネタがない日もあったし、納得がいかず2000字以上書いた記事を全部削除した日もある。

毎日更新をはじめてから起きた一番大きな出来事は、難病に罹ったことである。毎日更新を始めてから2ヶ月ほど経った日に、ベーチェット病という難病に罹っているという診断を医師に出された。1000日の間に目に注射をしたり、入院を繰り返したりと、一筋縄ではいかないことばかりだ。右目が白内障、左目が白内障と緑内障になった。失った視野はもう2度と戻らない。おかげさまで最悪の状況は乗り越えたけれど、いまも治療は続いている。

難病になった。どれだけ嘆いても、その事実は変えられない。星野源さんがくも膜下出血に罹った際に「これはネタにしなければ面白くない」と前向きに捉えたそうだ。星野源さんの言葉に出会った瞬間に、難病になった事実を受け入れて、いまの自分に何ができるかを考えようと思った。

僕は難病になっても、自分のしたいことを諦めなくてもいいとたくさんの人に知ってもらうために、こうして文章を書き続けている。いつか難病になった人が僕の書いた文章を読んで「こんな馬鹿な奴がいるんだ」と温かい気持ちになってくれたらそれは文章か冥利である。

1000日の景色を見て、いま思うこと

毎日更新が1000日目を迎えても、正直なんの変化もないと思っていた。でも、誰もが1000日を達成できるわけではない。1000日の景色の上には、ひとつのことを1000回もやり続けた自分がいる。できないことができたという事実がそこにはあって、自分との約束を守った事実を心から誇らしく思う。

とはいえ、成功よりも失敗のほうが圧倒的に多い。1000日のなかで注目記事に選ばれたのはたったの4回だ。僕は主人公ではなかった。たまに仕事に繋がりはしたけれど、もっと文章がうまくなると勘違いしていた。最初は誰かに読まれるために書いていたわけでないため、すべてをカウントすべきではないと理解しているものの、打率があまりにも悪すぎる。これが野球選手だったらクビになっているだろう。

できない自分との出会いは反省材料がたくさんあると思えば、前向きになれるけれど、そいつと向き合うのは気力が必要だ。文章家としてやっていきたいのであれば、逃げずに向き合う必要がある。文章をうまくなるために、できなかった部分にきちんと目を向けていきたい。

毎日更新の継続が、1000日を迎えた。

すこしはかっこいい大人になれたかな。かっこよくなれていたらうれしい。
これから先も毎日更新をやめるつもりはない。完全に習慣化した毎日更新がなくなったらどうなるかを想像できない自分がいる。日々の思考を文章に残す行為は、心のデトックスになっているため、これからも続けていきたいし、もっと文章がうまくなるために、たくさん勉強もしていこう。

明日からもいつもと変わらず、毎日更新は続いていく。いつかはやめてしまうかもしれない。やめるときはきっと自分に満足した日なんだと思う。だから、その日がやって来るまでは全力を注いでいたい。

みなさん1000日間の更新を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。そして、明日からもよろしくお願いします。

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サトウリョウタ@毎日更新の人
ありがとうございます٩( 'ω' )و活動資金に充てさせて頂きます!あなたに良いことがありますように!

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