自分の書いた文章に救われていた

辛いことが起きた時に僕は自分の文章を読み返すようにしている。過去の出来事や当時の感情を書き溜めしているから、自分の日記的な役割があるからだ。

自分が書いた文章が読みたくなって、気がつけば時間を忘れて自分の文章を読み返していた。

今はnoteで320日ほど毎日更新をしている。毎日更新を始める前にも文章を書いていたから、これまでに少なくとも350記事ぐらいは書いてきたことになるんだよ。

自分の書いた文章を読み返していると、当時の感情や情景がフラッシュバックする。

独立した時のこと。独立して自分一人じゃどうにもならなくっていた時のこと。難病になった時のこと。好きな人たちに囲まれていたこと。

色んな経験を経て、少しずつ前に進めている。それと同時に失くしてしまったものへの喪失感もすごい。

noteを書いてたった1年足らずだけど、たくさんのことが起きた。その間に起きたことで、泣いたこともあるし、喜んだこともあるし、挫折したことだってある。

文章を読んでいると自分の経験がもう過去になってしまっているということに気づいて、少し寂しくなってしまった。それと同時に思い出が増えたことを嬉しく思う自分もいる。

今も辛いことが起きて「もう立ち直れないかも」って思ってるんだけど、これまでにも色んなことに直面して、その度にきちんと乗り越えてきたという証拠が確かにそこにはあった。

過去に自分が乗り越えてきた時に書いた自分の文章を読んで勇気をもらった。

辛いことが起きた時の乗り越え方ってよくわからない。いつの間にか乗り越えているし、時間が解決してくれるってのはあながち間違いじゃないのかもしれない。

いや、時間が解決してくれたことは間違いじゃない。でも本当は時間を掛けて自分の力でこれまでに何度も困難を乗り越えてきたんだと思う。

気がつくとなぜか泣いていた。過去の自分が頑張っていることがきちんと前に進んでいることが分かったから泣いてしまったんだと思う。

今も毎日更新をしているんだけど、体調を崩した時も、仕事で忙しくなった時も欠かさずに毎日文章を書いているんだよ。

なぜやめなかったのか。

それは自分との約束を破りたくないから。

そして、その結果過去の自分に救われている自分がいる。だから毎日更新をしている自分を「よく頑張ってるね」って褒めてあげたい。

これからも自分のために毎日更新を続けるし、辛いことが起きた時に、過去の記事を読み返して、自分の書いた文章で自分を救ってあげたいと思うのです。