11/11〜20の日記

11/11
人生初の文学フリマに遊びに行った。凄まじい人と創作の数に終始圧倒されていた。目が合った瞬間に客引きをする人、本を手に取っても知らんぷりをし続ける人。創作は自由で、それは売り方にも通ずるものがある。たくさんの文学に触れて物語を書きたいと思った。人様からお金をいただくということは時間をもらうとも言える。だからこそ、中途半端なものは売りたくない。読んだ人の心を揺さぶるような作品を作りたい。自分の中で燻っていた何かを刺激するきっかけが確かにそこにあった。

11/12
翌日の仕事のために新幹線で大阪に前乗りをした。今回も友人たちが集まりパーティーを開催してくれた。くだらないことで笑い合えたり、気を使うことなく話し合えたりする人たちがいる。それが何よりも嬉しい。お別れをするときにめいっぱい手を振った。次に帰省するのは年始だ。そういえば年内はもう会えないのだった。少し早めの「良いお年を」を言えなかった。これはきっと年始に会って新たな年の始まりを一緒に祝えという神のお告げなのかもしれない。

11/13
大阪でお世話になっているクライアントさんたちと会食だった。周りが社長ばかりで話のスケールの大きさに終始圧倒され、見事なまでに「そうなんですか」「知らなかったです」しか出てこない。住んでる世界がまるで違うし、見ている世界も違う。追いつきたい気持ちと平凡である幸せを忘れたくないの２つの気持ちが芽生えた。どちらに転ぶにせよ幸せな人生を歩みたいと思った夜でした。

11/14
大阪最終日。幼少期の頃からずっと通っていた駄菓子屋さんへ足を運ぶ。最初は誰か気づいてもらえなかったが、僕の顔を見た店長さんが「ひさしふやん！髪の毛長いし、髭も生えてるから誰かわからんかったわ！」僕の肩を叩いた。幼少期の話を懐かしそうに話されていたが、とても恥ずかしい話ばかりで、ずっと顔を手で覆っていた。でも、覚えていてくれたのはとても嬉しかった。

11/15
会社の営業で東京ビッグサイトの展示会に行った。前回でブースを回るコツを覚えたのか、以前よりも遥かにスムーズに回れた。たくさん名刺交換ができたし、何かに繋がったら嬉しい。会社の名刺を忘れて、個人の名刺をお渡しするという失態を犯したので、今度からは前日に名刺入れの中身を確認するようにする。これはメモ。そして、自分への戒めである。反省。

11/16
自宅でスープを作ったのだが、胡椒の分量を間違えて酷く辛くなってしまった。とりあえずお水とその他の調味料を足してマシにはなったが、胡椒の効き目は強い。これは個人的な学びなのだが、胡椒はほんの少し入れるだけでいいらしい。そういえば胡椒を使った料理をほとんどしてこなかったような気がする。これから胡椒を使うときは細心の注意を払いたい。胡椒は少量でOK。また一つ大人の階段を登った。

11/17
今シーズン初の鍋を解禁した。秋が一瞬で過ぎ去って少し物足りなさを感じるが、冬は鍋を食べれるので嬉しい。毎週鍋をしたいし、なんなら週3鍋でいい。鍋の後の雑炊も最高だし、うどんを入れるのも好き。とりあえず鍋パしたい。でもその前に友達を作らなきゃだ。

11/18
朝から洗濯機を回した。外に洗濯物を干すときに手が冷たい。乾燥機付きの洗濯機が欲しい。ところで、服は自動で洗えるのに人間はお風呂に入らなければならないことに納得がいかない。なぜ人類はお風呂から全身を乾かすまでを自動化できていないのだろうか。全てを自動化する機械を早く開発して欲しい。もしも開発した人が出てくればら絶対に世界中のありとあらゆる賞を与えてあげて欲しい。

11/19
お昼から古着屋巡りをするために高円寺に行った。恋人が着物のアイテムを揃えたいと言うのでそれについて行った次第である。着物は様々な種類があってとても奥深い。帯の使い方も様々で用途によって使い分けるようだ。着物着付けについて、お店の人の説明を聞いてもほとんど理解できなかったのだが、いつか着てもいいかもなと思えた貴重な機会だった。

11/20
本日は日程調整だけで1日が溶けた。ちなみに自分の作業は全く進んでいない。1人で完結する仕事はすぐに終わるが、誰かと一緒にする仕事はその分手間がかかる。想定外の事態もたくさん起きるし、どうすればうまく進行できるのかを考えながら手を動かす。楽しいこともあるけど、煩わしさの方が多い。だからこそどのようにして楽しさを見出すかが大切だったりする。とりあえず疲れたのでゆっくり寝ます。

本当は11/20に公開するはずだった日記だったんだけれど、脳内に書きたいことがたくさん出てきて、今日の公開になった。11月もあと少しで終わり。あっという間にクリスマス、年末年始へと突入する。限られた時間の中で何ができるだろうか。仕事は効率重視なのに、プライベートは無駄を楽しむがコンセプトである。あまりの乖離性に驚かれることもあるが、まあのんびりやりましょうやの精神で生きていたい。