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ディフェンスの考え方

仕事にもオフェンスとディフェンスがある。

私のコーポレート業務は会社全体でみると
ディフェンスになると思う。
一方で、営業とかオフェンスっぽい仕事でも、
この提案は失敗できない、とか思うと
途端にディフェンスっぽくもなる。

心配性ほどプライドが高い。

ディフェンスだと思うと、
すべてのミスやリスクに備えないと!
そう考え始める。

しかし、すべてのミスに対応できる
理屈なんてあるわけがない

新入社員の時、上司と仕事の進め方の話になり、
"詰将棋は得意か?" と聞かれた。
私は"詰められる将棋なら得意です"と答えた。

我ながらうまく答えられたと思うし、
自分と上司の差を認識させてくれた。

同じ上司から私は
"プライドが高い"と言われ続けた。

あらゆる"詰められ方"を想定して、
それを全部クリアにならないか、
いつまでも一人で考え続けている。

それが上司から見ると、
自分は完璧な理屈を思いつけるんだ!
っていう能力への過信にうつる

ディフェンスでの心配性が
プライドが高いってことにつながってくる。

攻めて守るとか、主導権とか。

スポーツのディフェンスも同じ。
絶対抜かれないディフェンスは、
オフェンスの動きをリアクションで上回る。

そんなの無理。まず、
そんな能力自分にはないことを認める。

ではどうするか、駆け引きみたいなところ。
サッカーのPKではキーパーもフェイントかけるし、
アメフトでもブリッツとかデザインされた守備がある。

スポーツだと相手のミスを誘ったり、弱点をつくけど、
ビジネスの場合、相手の不安が少なく感じる
思考プロセスにのせてあげる。

"攻めるディフェンス"みたいな表現もあるが、
個人的にはちょっとイメージが違って、
主導権を持つ・誘導する、って感じ。

イメージはよくないかもしれないけど、
ニュアンスはそっちの方が近い。

テキスト文化になってきて

メール・チャット・SNS、
テキストベースのやりとりにあふれている。

テキストでは、揚げ足を簡単に取れてしまう。
だから、文句がでないように文章に悩んで抱え込む。
ディフェンス思考が膨らみやすい。

テキスト自体にのめりこまず、
テキストによって相手がどう動くか、
それを意識して、主導権をもてるか、
その能力が試される時代だと感じております。

以上、まじめな話でした。

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