わりとかんたんコーヒー自家焙煎
わりとかんたんコーヒー自家焙煎
はじめに
ひさびさにコーヒー豆の自家焙煎をした。
11月中旬そとは快晴。
室温20度で湿度は40%。
焙煎するにはカラッとしていてちょうどいい。
意外とかんたんで自分で煎った豆で煎れる一杯は格別だ。
なのでここでまとめてみる。
注意点
火を扱うので基本的な火の取り扱いに注意すること。最低限ガスレンジまわりに燃えやすいものを置かない。なるべく片づけておく。
焙煎時は煙がでる。
それも二はぜ前後はもくもくでる。
たき火レベルの量なので最初はビックリする。
だから換気扇は強にする。
窓をあけて換気する。
チャフといって豆の皮がフワフワとびます。あと火の粉もとびます。
火の粉で穴があかないようにナイロン製などの化繊の服はきないほうが無難。
あとで掃除しやすいようにガスレンジまわりは片づけておく。
換気扇にはチャフ防止に100均で売っているカバーをつけておくと後かたづけがラク。
生豆をかう
近所のコーヒー豆専門店や喫茶店で取り扱っていないかチェックする。
なさそうならアマゾンでも買える。
今調べたら1キロ2、000円前後から。
ちなみに僕は近所のコーヒー豆専門店のセール品を1キロ1、000円くらいで譲ってもらっていた。
準備すること
・ステンレス製のざる
・ステンレス製のボウル
・ステンレス製の泡立て器
・豆しぼり
・コーヒー生豆100g
最低限これくらいあればOK。
泡立て器はかならず取っ手が樹脂のもの。
取っ手も金属だと熱くてもてなくなる。
焙煎をはじめる
ピッキング
生豆をざるに移してかき混ぜながら豆をざっとみる。欠点豆をはじくんだけど、欠点豆がわからなければググる。要は色が悪かったり、虫くいがあったり、大きすぎたり小さすぎたり。あきらかに美味しくなさそうな豆をとりのぞく。
あんまりやると豆がなくなっちゃうし時間もかかるからざっとやる。はじくのはせいぜい全体の5%くらい。
僕は毎回10~20粒くらい。
洗う
そのあと、生豆をざるで洗う。こまかい粉や不純物を洗い落とす。
そのあと豆しぼりで水気をとって、その際豆通しをこするようにふき、チャフと呼ばれる豆の皮をおとす。
火をかける
ガスコンロの火をつける。中火。
目安は火の高さの二倍くらいの高さをキープして、泡立て器でかきまぜる。焙煎中は手を止めない。
一はぜ
おおよそ5分ほどでパンと豆がはぜる。
銀杏がはぜる音にちかい。
初めの頃は一はぜまでの時間がかかる。
だいたい目安は5分。湿度高めのときは10分。
かきまぜていて2、3分しても豆の色がかわらなければ火から遠いので近づける。
急に煙りがもくもくしたり、この時点で部分的に豆が焦げたりしたら、火に近づけすぎ。
この感覚でざるの位置を逐一調整する。
火に近づけすぎると豆が燃えるのであわてずに火からはなす。どうしてもなら水をかける。
パンパンと一はぜがはじまると、パンパンパンと連続してはぜつづける。
焙煎後、5分から10分のあいだに、勢いよくはぜて、だんだんはぜがおちついて、しばらくやんで、二はぜがはじまる。
このときもはぜの音や煙の量や豆の色を観察しながら、火加減を調整する。
二はぜ
上記のように一はぜがやんでしばらく静かになって二はぜがはじまる。
二はぜはプチプチと梱包材のプチプチをつぶすような音でわかる。
二はぜがはじまると煙の量が多くなるので驚かないように。
通常ブラックで飲む場合は二はぜ前後で火をとめるのがいい。
浅めが好きであれば二はぜ前、アイスコーヒー用にするならば二はぜ後、豆からじわっと油がでてきた頃、お好みの色で。
焙煎おわり
お好みの色に焙煎するちょっと手前で火をとめると、余熱でいい感じの色になる。
あとはざるをボウルにいれて換気扇のしたで豆をさます。さましたら容器にいれて冷蔵庫、余った豆は冷凍庫にいれる。
チャフがきになる人はベランダや庭でざるをうちわであおいであげると、ふわふわとチャフがとれる。
僕はあまり気にしない。
あとはガスレンジと換気扇まわりを掃除機でかたして終了。お疲れさまでした。
さいごに
火の取り扱いは本当に気をつける。
ほかのブログやYouTubeでもしらべてみてください。
ちょっと手間はかかるけど、慣れたらかんたん。豆の深さもお好みでコントロールできる。
手焙煎をつづけると、有名なチェーン店はなんでこんなに濃いんだろうと感じる。これエスプレッソじゃん!と。
あと豆の鮮度がわかる。煎ってから何ヶ月もたった豆で淹れたコーヒーはのむと胃がムカムカしてくる。体に悪そうな味がする。これあきらかに酸化してるよね、ってなる。
自家焙煎したてのいれたてを一度のんだら、ちょっとしたお店より断然おいしく感じるので、ぜひ試してみてほしい。