1週間書きつづける秘訣
1週間書きつづける秘訣。
1週間書きつづける秘訣というかコツはわりとカンタンだがコツがいる。
といっても考え方というか見方を変えれば一瞬レベルのコツだそれは。
ではコツはなにかというと、クオリティを考えないということだ。
書きはじめがいちばん難しい。
そのいちばんの障壁の一つは自分に対する完璧主義だ。
なんかすごいことを書かなければならない。
変なことは書けない。
つまらないって言われるのが恥ずかしい。
そういった自意識が邪魔をする。
大丈夫、だれも読んでいない。
いまこうやって書いている僕の場合、一日読んでくれている人は数字上は20人くらいだ。
しかもそれもチラッとみた人、何回かみた人も含まれているので実際は10人いるかいないかと捉えている。
インフルエンサーが日々何千万人とみられていることとくらべると海と砂つぶくらいの差だ。
でも見方をかえると、ただ書くことが好きで自分の頭の中をグルグル回っていることやふっと思い浮かんだことをささっと文字にしたことを、1日10人の人が読んでくれているのだ。
ちなみに電報がフツーだった時代、Twitterの1ツイート140字分を1人の人に送るのに現在の価格で1万円以上したそうだ。
それを考えると無料でしかも10人の誰かに1,000字でも10,000字でも送れるなんて。なんて素晴らしいことだろう。
そう。だから。
まずはスマホでもPCでも紙でもなんでもいいから、手の届くところにおいておく。持ち歩く。
そしてなんかふと思ったことがあったら、まずは一文書いてみる。
僕の場合、韓国映画のオアシスが今年1番の衝撃を受けたので、韓国映画のオアシスをみた、と一文書いてみた。
そして韓国映画のオアシスをみて、どう思ったからを気の済むまで書いてみた。
それが一文だったとしても、オアシスをみたーこんな感想をもった。
それだけでひとつの文のかたまりができる。
○○をしたーそれについて○○と思った。
まずはこの型にそって書く。
スマホやキーボードで書いてみて、他にも思ったことや思い浮かんだことがでて来たら、それも書いてみる。
あ、こんなことも思ったな、このシーンのここがよかったな、などなど。
映画をみた、から枝分かれしていろいろ感じたこと考えたことを、思いついた順に書く。
ここで大切なことは、けっしてまとめようとしないこと。
思った順に書く。書き殴る。綺麗に書こうとしない。
綺麗に書こうとした瞬間、手が止まる。考えこむ。書けなくなる。
この時点での最優先は手をとめないこと。
手をとめる=続かない可能性が一気に高まる。
大丈夫、あとからいくらでも修正できるし、ワンクリックで消去できる。
とにかく書くだけ書いてみる。
まだ途中でも、書くのに飽きたら途中でやめる。
無理して書かない。
つまらなくなるから。
気持ちよく書けた分だけにしておく。
そのさきは次回の楽しみにとっておく。
ちょっとここで書いたことをさらっと読み直す。
さらっとが大事。
下手に手直しすると面倒で飽きる。
ここでの大事なことは簡単な校正と内容の偏り。
校正はこれだと意味伝わんないだろうレベルの大切なところだけ。
大丈夫、読む人はある程度くんでくれる。
ちょっとくらいてにをは間違えても意味は読み取れるし、なんならちょっとケアレスミスがあったほうが臨場感がある。
それよりも大事なのは、ある程度の品位は保つということ。
堅苦しくする必要はないけど、明らかに誰かを罵ったり傷つけることは避けるべき。
ネットの世界はオープンになってきているし、誰かが傷付けば結局自分が傷つく結果になる。
相手を思いやる目線はつねに持っておいた方がいい。
毒を吐きたいときはそっとオフラインでやればいい。
そして最後に大切なことは、下書きのまま眠らせないこと。
Twitterでもnoteでもブログでも、どこかに公開する。
SNS等で投稿すると、キーワード検索で誰かが読んでくれるかもしれない。
ひょっとしたらフォロワーの人がみてくれるかもしれない。
たとえばnoteだとダッシュボードで確認できるし、Twitterならツイートアクティビティで確認できる。
最初はゼロスタートかもしれないけど、SNSは続けていくと似たような趣味の人が自然と集まれる。
そしてだんだん見てくれる人が増えてくる。
誰かにみてもらえると、また書きたくなる。
これがいちばんのつづけるコツな気がする。
もし誰もみてくれてなくても、大丈夫。
モヤモヤしたことや頭の中でグルグルしていることを書くだけで、なぜか気分がスッキリする。
自分が漠然と思っていたことを文字にするだけで、それがたった一行だとしても、可視化できて、それでスッキリする。
あと、自然と手を動かすから、両手両指の運動というか散歩している気分になる。
手と脳は繋がってるっていわれるけど、脳の血行がよくなっている実感が本当にあって、脳がクリアになる気がする。
ほんと、これは一度でいいから体験するといい。
以上、ダラダラ書いてみたけど、最後にひとことでまとめると、まずはダラダラと書いてみるといい。
大丈夫、誰もみていない。
つまらなかったら消せばいい。
つまらないことをダラダラ書いても、書くだけで頭の中はちょっとスッキリする。
そして書いたものをノートやnoteやSNSにまとめておけば、いつかそれが自分の財産になる、と思う。
10年前の自分が考えたり好きだったことだったり、記憶は忘れていくものだけど、文字にしておけば残せておける。
100年後もしまだ残っていれば、それは貴重な2020年代のアーカイブになる。
1日10人くらいの人が読んでくれているネットの隅っこで今これを書いている僕は、1週間くらいは毎日書けている。
たぶん史上低クオリティの書くススメだけど、低クオリティだとさささと書けてまず自分がスッキリして、もしかしたら10人くらいの人が読んでくれてそのうち1人の人が「ずっと何か書きたかったけど、とりまなんか書いてみよう」という気になってくれたらしめたものだ。