【ニコン】祝20周年!Nikon D70を使う。D60も。
今回の主役、ニコンD70。
・Nikon D60でデジイチデビュー
15年前くらいに最初に手にしたデジタル一眼レフ。
こちらのレンズとともに。
当時ブログで『ダカフェ日記』が人気で。
ダカフェ管理人さんのオススメカメラがキヤノンのkissシリーズ。
その次にオススメだったのがNikonのD60だったか、D90だったか。
と、シグマの上のレンズ。ダカフェレンズとも呼ばれてました。
なんとなく硬派な雰囲気のNikonを選んで、バッシャバシャ撮りました。
その後D7000を購入したんだけど、しっくりこない。
そのあとはPENTAX、そしてSONYと乗り換えていきました。
オールドレンズとSONY α7 IIまで楽しんで、その後はiPhone等のスマホカメラがメインに。
が、はじめてのデジイチD60。
いまみても好きな写真が撮れる。
歴代最高に好きなのは、はじめて手にしたカメラだからか。
写真みてみて。
どこかフィルムのような暖かみが滲んでます。
昔も今もうちの猫のノエルが被写体。
室内で暗くて、高感度にめっぽう弱いD60でも、シグマのレンズをつければ余裕で撮れます。
ノイズ?気にしない。少なくともそんなに気にならないレベル。
・D60のサブ機が欲しい
さて、僕のD60も15年以上前のカメラになってしまいました。
いま撮っても、D60で満足です。
初心者の方はこれくらいのカメラから始めるのもいい。
操作がシンプルでかんたん。手ぶれ補正もないからしっかりホールドする癖もつく。
中古で投げ売り価格。とにかく安い。頑丈。壊れない。
僕のD60、ショット数を調べたら約12,000枚でした。
まだまだ現役でいけそう。
堅牢すぎだろNIKONのボディ。最高。
だけど、サブ機もまた欲しい。
・D60の兄貴分のD70をゲット
D60をググっていたら、兄弟のD90、D70といろいろD二桁台がぞろぞろヒット。
D90は比較的高値ですね。以前知り合いのカメラマンさんがずっと仕事用として愛用してました。名機。
D70…よく知らないって調べたら、2008年デビューのD60の後継機と思いきや、2004年デビュー。先輩やん。
最近は中古カメラが高騰していて、D70もわりと中古で5,000〜10,000円ほどする。それでも激安いけど。
ヤフオクであれこれ迷って、何台も入札したけど、どれも落とせない。
そんなことが続いて半ば投げやりに入札してほったらかし。
そしたらなんと落札してしまった。D70ボディ。
あんなに気合いれても落とせなかったのに。
ヤフオクは平日終了のものが比較的落札しやすい。
ヤフオクで送料込み約3,500円でした。
・撮ってるだけで楽しい
早速撮ってみました。
レンズは手持ちのフィルム用のAi AF NIKKOR 24-50mm f3.3-4.5S。
これまた1987年製というレトロなレンズ。
でもちゃんとオートフォーカスもF値設定もカメラ側でコントロールできる。
レンズは1987年、カメラボディは2004年。
時代を超えて使えるって、Nikonの良心だし企業努力だし素晴らしいことだと思う。がんばれNikon。
パシャ、パシャっとD60とも違う機械感のあるシャッター音。
その気にさせてくれます。
絞り優先モード、露出−1、ISOは室内なら800、屋外なら200。
RAWで撮れば細かな設定を気にせずパシャパシャ撮るだけ。
ハイエンドなカメラほどRAWデータは重い。
でもオールド一眼のメリットのひとつはRAWでもデータが軽い。
D60で1枚10MB、D70で5MBほど。
ちなみにPENTAXのK-3でさえ1枚30MB。
あんまりデータが重いとスマホやPCの容量を圧迫するし、バックアップ用のHDDもすぐいっぱいになる。バシャバシャ気軽に撮りづらい。
僕はRAWで撮って後でスマホで編集が基本。
Googleが開発したsnapseed。RAW現像にこれは便利。
現像とかんたんな編集ならAdobeのLightroomいらずです。
写真をみてなかなか良い雰囲気。
高感度は弱々。写真がザラつくけど、それも味。
あと室内は青っぽくなりますね。
海に行って撮りました。
レンズはこちら。
家族がD60用に持っていたもの。
なんですか18-200mmって。18mm!!!
守備範囲広すぎだろ。
僕は単焦点好きなのでこの汎用性の高さがまったく理解できない。
しかも写りもいい。月も撮れちゃう。最高。
また撮りたくなって思い出の一枚が増えていく。
僕がカメラに求めるものは2004年製のD70にすでに完成されてました。
・シンプルで扱いやすい
D70の設定。なんてシンプル。
逆に潔くてスッキリ迷わない。
ここからあれもこれも足し算して機能がもりもり太っていったんでしょう。
このスッキリ設定からデジカメはスタートしたって考えれば、このカメラの機能を使いこなせばどんなカメラも基本的には使えるってことでしょう。
初心者にも、初心に戻りたいカメラ小僧にも、D70は使えます。
・ちょっと癖はある
D70はSDカード非対応。
だから2024年になってCFカードを購入。
なぜかバッテリーチャージャーがついてなくて、これも追加購入。
D70はしばらくしてエラーがでました。
これはネットで調べて直しました。
CHR病ってやつです。
ダイソーで買ったストレッチチューブの持ち手をカットしてオレンジのコードを押さえつけました。
レトロ機定番のグリップのベタベータ。
加水分解だいっきらい。
無水エタノールで拭き拭きすれば落とせます。
D70のエラーの原因はCFカードの抜き差し。
だから本機とPCをUSBケーブルで繋いで写真データを取り出します。
が、MacBookはつながらない。
いちいちWindows PCを立ち上げなきゃならない。
HDD経由でデータ管理してます。
・ポスト・ライカな存在
なにせ20年前のカメラ。
ちょっとの不都合や不具合もある。
でもでもでも!
20年前のカメラがフツーに使えるし、ほんと頑丈。
ちなみに新品で買った2008年デビューのD60もいまだノートラブル。
あ、かなり前に落としてフラッシュは角が欠けてしまった。。それくらい。
デジイチが普及し始めた頃に誕生したモデルがいまだ現役で使える。
電源が入るだけでなく、ちゃんと撮れる。しかもSNSや一般用には十分のクオリティで。
ここまでくると代々息子や孫に受け継がれてきたライカみたいな存在。
NikonのD60もD70、いいカメラだぞ。