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1分でわかる!作家のための相性の良い出版社の探し方
2億3,100万。
Googleで「相性」と検索した際に出てくる情報のヒット数です。
相性とは一般的に以下のことを意味します。
1 男女の生まれを暦の干支えとや九星などに当てて相生・相克を知り、二人の縁を定めること。中国の五行思想から出た考え方。
2 互いの性格・調子などの合い方。「上司と―が悪い」「―のいい対戦相手」
3 俗に、機器同士を接続して用いるときの動作の具合。特に故障ではないにもかかわらず、原因不明の動作の不具合がある場合、「相性が悪い」という。
多くの人は恋愛や結婚、はたまた仕事の相性を気にしているようです。
そんな気になる相性が作家と出版社にも存在します。
あなたが相性の良い出版社を選べば、何事もスムーズに進行し
逆に相性の悪い出版社を選べば、何もかもうまく行きません。
前の記事で書いたように作家・ライターに早くなりたいと思うなら
実はまず作家になることがとても有効です。
そして作家になるのはそんなに難しくないこともお話しました。
そこで今回は、作家として活動する際に重要となる
相性の良い出版社の探し方をお話ししたいと思います。
■出版社との相性は「あなたのネタ」で決まる
出版社というと、どこを思い出しますか?
集英社?講談社?小学館?
たしかにこの3社は超大手の名門。誰もが知っている出版社です。
でも超大手だからといって、あなたに最適とは限りません。
なぜなら出版社は「あなたが書けるネタ」に合わせて選ぶべきだからです。
書店に行けばわかりますが
出版社は独自の得意ジャンルを持ち、そのジャンルの棚を独占しています。
逆にジャンル違いの本を売る力は持ってないのが現実です。
例えば就職・資格コーナーで言えば
実務教育出版、高橋書店、ナツメ社、マイナビ出版、インプレスなどが強い。
あるいはビジネス書コーナーで言えば
ダイヤモンド社、かんき出版、プレジデント社、東洋経済新報社、朝日新聞出版などが強い。
このようにいくら集英社や講談社の売上が多いと言っても
特定のコーナーに限って言えば、他の出版社の方が強い影響力を持っているのです。
お肉屋さんで魚を買うことはできません。
これと同じように、大きな出版社とは言え
苦手分野で売れる本を作るのは難しいのです。
あなたが書けるネタで強い出版社はどこでしょうか?
ぜひ家を飛び出し、書店に足を運んでください。
そして自分が書きたいと思っている本がある棚を、上から下まで観察してください。
すると1分もしないうちに相性の良い出版社を見つけることができます。
「何でも良い・どこでも良い」は、思考の放棄です。
相性は縁ではなく、あなたの行動が引き寄せるものだと、私は確信しています。
でも出版社はわかったけど、肝心の相性の良い編集者がわからないですって?だいじょうぶです。
次回は相性の良い出版社を見つけたあとの
さらに重要な相性の良い編集者の具体的な見つけ方についてお話しします。
ぜひ期待してください。
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