10/27「世界を広げることについて」



交友

人とかかわること、対話すること、交流すること、これらのことが、自分の世界を広げていくために最も効果的な手段なんじゃないかと、経験的に思う。

コミュニケーションの鍵は、感情にある。人と関わる中では、嬉しかったり、傷ついたりと、感情が揺れ動く。その振動こそ、変化を起こすためのきっかけであり、世界へ漕ぎ出すための原動力になると思う。

うまくやってそうにみえるのは、賢い人よりも、友達を大事にしている人だ。世界とは、友達のことなのかもしれない。


読書

世界とは友達のことである、としたら、本は世界への扉である、と言われる。扉は内側からしか開けない。

人間においては、あり方は見方に直結する。価値観が、ビジョンを形成するのだ。そのほかの人のビジョンを知る効果的な方法の一つが、文章を読むことだと思う。

対面でのコミュニケーションほどには、読書では感情は動きにくい。それには、いいところもある。第一に、自分のペースで冷静に思考できるし、第二に、まとまった考えを体系的に知ることが出来る。

交友は感情のコミュニケーション、読書は知的なコミュニケーションとも言えるかもしれない。


「世界を広げる」ということについて、一般的によく連想されるのが、旅をすることなんじゃないだろうか。

住み慣れたふるさとをはなれ、見聞のない地を訪れる。その土地のものを食べたり、その土地の人と話したりして、その土地に宿泊する。

移動というのは、わかりやすい。物理的に、別の世界へ移っていることが明らかだからだ。「世界」についてのエピソードとしては、最も効果的に、あらゆる人に伝わるかもしれない。


まとめ

旅の項目を書いていて思ったが、交友や読書というのは、概念的に、旅に近いものがある。それは、別の世界へのトリップ。領域から領域へ。

だから、世界を広げるためには、自分のふるさとを持つことが大切だ。旅行を楽しめるのは、帰る場所があるからだから。

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