[成長しかなかった] 保険業界スタートアップでのインターンを振り返って(hokan)
初めまして!
株式会社hokanのCSチームでインターンとして働かせていただいた井上椋介と申します。
2021年12月2日から2023年3月31日インターンとして週5で働いていました。そんなインターン生活も3月末で幕を閉じることになりました。
そこで今回hokanでのインターンを通じて得た学びや、体験記を書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただければ幸いです。
・なぜhokanでインターンを始めようと思ったのか。
まず初めに、私がhokanでのインターンを始める前に何をしていたかというと、大学一年次は2週間ベトナムでの海外インターン、大学二年次からは完全成果報酬制の営業会社でtoCの飛び込み営業、大学生向けのビジネススクールに通うなど、ただただ「ビジネス戦闘力を上げたい」「成長したい」と思う大学生でした。
そんな日々を過ごす中で、ビジネススクールである方の営業のゼミを受講します。
その方はAll STAR SAAS FUNDのメンターの方で、今では法人向けの営業研修を行っている方でした。
その方の授業を受講した際に、私はSaaSの業界を知り、ものすごく魅力を感じました。
この方のようになりたい、営業活動が楽しかったということもあり、将来はSaaS業界で営業をしたいと思うようになりました。
そこで、浅はかな考えではありますが、将来を逆算した時に、私はSaaSの知識、論理的思考力、toBでのコミュニケーション力が欠如していると思い、SaaSの会社でインターンをしようと思いました。
ただ、SaaSの会社と言っても数はとても多いので、受講していた営業のゼミ講師の方にどのような会社を受けたらいいかアドバイスを求めたところ、「All STAR SAAS FUNDが出資している会社がいいよ」とのアドバイスをいただきました。
そして、すぐにその軸でインターンを募集している会社を探しました。
そこで「hokan」と私は出会いました。
当時、営業をやりたいと思っていましたが、そもそも営業を募集している会社が少なかったです。
しかし、先述した力を身につけることができるのは営業だけではないと思い、「hokanのCS業務」に挑戦しようと思いました。
ここから私のインターン生活の幕が開きました。
・力の無さを痛感する日々
なんとか二回の面談を突破し、12月2日から業務を開始しました。
当時の私はそれまで別の会社でインターンを行っていたということもあり、業務も難なくできると思っていました。(この頃に戻れるのであれば当時の私を引っ叩きたいです。)
まず、hokanという会社、保険業界、CS業務のキャッチアップから始まりました。共有されたNotionページを読む、プロダクトを触ってみるなどをして約1週間のキャッチアップ期間が終わり、翌週から実務に入ることを楽しみにしていました。ここまでは渡された資料を目を通したため、問題ないと思っていました。
私が主に行っていた業務というのは、ご利用いただいているお客様からのお問い合わせ対応(カスタマーサポート)をしていました。
ユーザーからお問い合わせをいただいてから、10分以内に的確な返信をするというKPIが設定されていました。
当時、私の他に1学年上の優秀なインターン生が2人所属しており、このKPIを達成していたので自分もできると思っていましたが、全く達成することができませんでした。
そもそもお問い合わせをいただくユーザーは保険業務のプロフェッショナルの人たちで「この業務はhokanならどのようにやればいいですか」等、まず、その保険業務はどのようなものなのか全く分からない、hokanのプロダクトでその業務ができるのかも分からない、答えれそうなお問い合わせをいただいても自分の文章作成能力、日本語力が足らず、返信することさえできないと全くもって使い物になりませんでした。
そこで当時の上長から「なんでできないのか」「何をすればできるようになるのか」「いつまでにできるようになるのか」など、厳しくフィードバックをいただきました。ですが、自分に考える力が無さすぎて、その質問も回答することができませんでした。
「厳しいフィードバック」「使い物にならない自分」と、今までに感じたことがないような感情を味わい、とてつもなく辛い毎日でした。
そして、1ヶ月ほどが過ぎ毎日私の業務に改善が見られないため「次の月の改善が見られなければ井上さんと働くことができないよ」と大学三年生にしてクビ寸前の宣告!?をもらいました。
そんな後がない崖っぷちの状況の中、hokanでインターンを続けたいと思った私は休日、寝る間を惜しんで自分に必要な本を読みあさったり、保険代理店業務に詳しい社員の方に質問をしてなんとか食らいついて行きました。
すると、徐々にお客様の代理店業務も次第に分かるようになっていき、当時手助けをもらいながら回答していたお問い合わせも単独で回答することに加え、スピーディーに対応することができました。さらにはKPIも達成できるようになり、かつどんな文章を書けばユーザーはストレスなく疑問点を解消できるのか意識したところ、3/31時点で私のサポートの顧客満足度の平均評価は6/7で終えることができました。
この経験を通じて私は、様々なことを学ぶことができましたが一番は「諦めないで愚直に食らいつけば結果は出る」ということを身に染みて感じました。
心の底から私はこの経験をできてよかったと思っております。
・残りの1ヶ月任せてもらったインサイドセールス
私の4月から新たな職場(SaaS業界)では最初の業務はインサイドセールスから始まると伝えられています。
他の内定者の方達は既にその会社で内定者インターンでインサイドセールスを始めているそうです。
そのことを聞いた際に、他の人たちはプロダクト知識もあるし、インサイドセールスの経験もあるのか、出遅れてしまうなと思いました。
そこで当時の上長に「ISやりたいです」と申告しました。
すると、上長はすぐに営業のチームの方に話をしていただき、最後の1ヶ月CS業務と併用でIS業務をしていいという許可をいただきました。
そして、いたただチャンスに「絶対に今回は結果出してhokanに恩返ししたい」「CS業務を通じて感じたhokanのプロダクトの良さを多くの代理店様に広めたい」そんな思いでIS業務に取り組みました。
IS業務ではBDRのリストに対して架電を行いました。
最初は電話で全くアポを取ることができませんでしたが、社員の方のフィードバック、営業責任者の方からの「営業とは」のレクチャー、社長直々のロープレをしていただき、目標にしていた件数のアポイントを獲得することができました。
皆様の支えがなかったら達成することはできなかったことです。
この成功体験は一生の私の宝物です。
・野望について
少し私の野望について書かせてください。
私はこの大学生での経験を通して、「SaaS営業のプロフェッショナルになりたい」と思っております。
アポ率を1%でも上げるにはどうしたらいいか、どうしたら一社でも多く受注することができるのか、仕組みを作れるような人材、またプレイヤーとして、「井上さんだから契約するよ」と言われるような商談ができる人材にもなりたいと思っております。
どちらか一つで結果を出すのではなく、欲張ってどちらも結果を出せるように素直に、努力を惜しまず自分の道を進んでいきます。
・最後に
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
繰り返しにはなりますが、「hokan」での経験は私の一生の宝物になりました。
ここまで支えてくださったhokanの皆さん、hokanユーザーの代理店様、そして特に私の1on1を行ってくださった2人の上長の方には感謝でしかありません。
1年4ヶ月大変お世話になりました。
今後のhokanの益々の発展を心より願っております。
井上椋介