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鬼滅の刃主題歌、紅蓮華などから学ぶ音楽構成の面白み、89秒ならでは楽曲構成
音楽には構成というのがあります
構成とはなにか?
イントロ→Aメロ
みたいなやつですね!
例えば嵐の「Love so sweet」
イントロ
♪Wow wo wo~ Yeah yeah yeah~
A1メロ
♪輝いたのは鏡でも太陽でも無くて~
B1メロ
♪傷ついた夢は 昨日の彼方へ~
C1メロ(サビ)
Inter(間奏)
♪Wow wo wo~ Yeah yeah yeah~
A2メロ
♪そこからいつも見えるように~
B2メロ
♪曲がりくねってた ふたつの旅路は~
C2メロ(サビ)
♪思い出ずっと ずっと追いかけた夢~
Brブリッジ(間奏)
Dメロ
♪伝えきれぬ愛しさは~
C3メロ(サビ)
♪思い出ずっと ずっと忘れない空~
アウトロ
Wow wo wo~ Yeah yeah yeah~
こんな感じで音楽構成がされています
「Love so sweet」は王道的な進行と言えますね
この曲の面白いところはサビで転調
(別のキーに移調している)ところですね
カラオケでキーを急に変えるようなテクニックです
また1番なんて呼ぶのは1コーラス
2番を2コーラスなんて呼ぶこともあります。
アニメでOPやEDでながれるのは1コーラスがおおいですね!
近代J-popは構成が面白い
0Cなんて言葉が作曲家業界ではあるんですが
いわゆるサビ入りっていうのを0Cといいます
サビ入りの楽曲
残酷な天使のテーゼは有名なサビ入りの曲ですよね
これを0Cなんて言ったりします
最近社会現象にもなった
鬼滅の刃
このキメツの主題歌、紅蓮華
紅蓮華の構成の面白いところは
0Bスタートの曲なんですよね
0Cではなく、0B
スタートするメロが
Bメロからはじまっています
おもしろいですよね!
洋楽だと
Aメロ、Bメロ(サビ)が一般的ですが
Aメロ、Bメロ、Cメロ(サビ)
という基本概念が日本人はあります
そこをBメロからスタートされる
しかもそのBメロがサビくらい、いいメロだったりするので
紅蓮華という曲を、より印象強い曲にしていると思います
アニメソングは89秒
アニメソングで個人的にすごく面白いと思った曲があります
zaq カーストルーム
こちらの曲すごいんです
なんと0Dスタート!
A1メロ、B1メロ、C1メロ
A2メロ、B2メロ、C2メロ
があって
なんらかのソロか間奏のあとにくる
Dメロが0Dとして曲の冒頭にきています
単に構成を飽きさせないために0Dにきているのではなく
アニメソングという概念を考えた楽曲構成と感じました
アニメソングの尺は89秒尺で作ってくださいといわれます
冒頭と最後に0.5秒の無音がはいるので
1分半のアニソンと言われますが89秒です
この89秒を利用した構成な気がします
はじめにDメロがくることより
楽曲自体の主要となるメロディが89秒に収まり
楽曲のすべてのメロディがわかることになります
A1メロ、B1メロ、C1メロ 89秒ではDメロのメロはわからない
0Dメロ、A1メロ、B1メロ、C1メロ 89秒でフルのメロがわかる
これより楽曲の全体像を短い時間でリスナーに届けることができます
カラオケでアニソンを歌う時Dメロがくるとメロがわからなくって
ただぼーっとしてポテトを食べることもなくなります
画期的なアニソンならではの構成学だと思いました!
皆さんも音楽を聞く時にどんな構成か調べて聞くのも
面白い音楽の楽しみ方だと思いますー!