「よく噛んで食べる」のすごい効果
昨日の続きのような記事です。
20歳くらいの頃は、アルバイト先では「痩せの大食い」と言われ、ラグビー部のごっつい体の人と同じ量を食べていましたが、私は太らなかったです。そのかわり、食べるのは遅かったですよ(笑) だって私は一口60回咀嚼しますから。たぶん私より多い回数の人はいないことでしょう。「よく噛むと満腹中枢が刺激されるので肥満防止にもなる」と最近よく聞きます。当時はそんなこと知りませんでしたが、私の場合それがクセなので、たまたまです。
よく噛んで食べると、さらに良いことがあります。
最近よく言われている「歯周病(ししゅうびょう)」です。とくに中高年からは注意したい病気です。よく噛むことで、唾液がたくさん出て、歯周病予防になるのなら、いっぱい噛む方がいいに決まってます。
これ、私は体験しました。30代の頃はファストフードばかり食べていて、それらは柔らかい物ばかりです。噛んでいるようでも、あまり噛めてないのでしょう。硬いものを噛むことと比べると、噛み締める力がずいぶん違ったのです。ある日から、歯が浮いたような感覚に陥りました。それでガムを噛む習慣をその時は付けたのです。今は噛まないですけど、その時はガムにずいぶん頼りました。高齢になってから柔らかい物ばかり食べていると、筋肉の衰えも重なって、さらに衰えていくことでしょう。
「食事を始めてから20分なんて」って、思う人多いはずです。そもそも食事の時間が20分かからない人、多いですよね。ということは、食べ終わっても、まだ満腹中枢が刺激されてないわけですから、「もっと食べたい」と思っても不思議ではないということです。
私は一人で外食した時、人の食べる速度をよく観察しています。私より後から来たのに、私より先に食べ終わって出ていく人ばかりです。私は相当遅いのでしかたがないのですが、人の食べ方を観察していると、やはり噛まない人がとても多いです。一口に入れる量も多いと思います。急いでいるなら仕方ないのですが、早く食べることがクセになっている人は、見直しされることをお勧めします。
だから私は人と一緒に食事に行く時はとても気を使います。例えばランチで同じようなものを頼んだ場合、同時に料理が運ばれてきたら、内心焦ります。よく見ながら、ある程度速度を合わせるように頑張ります。相手にもよりますけどね。
いま書きながら思い出したことがあります。小学生の給食で「牛乳はよく噛んで飲みなさい」と言われました。あなたは?