生涯スポーツにランニングを勧める訳
生涯スポーツとして「卓球」「水泳」をご紹介してきました。今日はみんなが嫌がる「ランニング」を紹介します。
これまでにも何度か書いてきましたが、元々私は本当に走れませんでした。学生時代は、運動嫌い、運動音痴で何をやってもダメでした。
特に走ることなんて本当に嫌いでした。そんな私が走れるようになったのは、馬鹿げた長い距離を走る「フルマラソン」というヤツを、思い出作りのために走ってみようと思ったからです。だから皆さんもフルマラソンしてくださいとは言いません。私のようなバカならやっても良いですが、別にお勧めはしません。
普通の人は、フルマラソンなんて挑戦する必要はまったくありません。生涯スポーツとして考えれば、なおさら必要ないです。
走ることは、歩くより運動効果が高い
高齢者には歩け歩けとよく言われます。でもただ歩いているだけでは、あまり運動効果はありません。それならちょっと走ってみたら? という軽い提案です。
「スローランニング」というのがとても運動効果が高く、長続きしやすく、高齢者にもできるスポーツです。だからウォーキングするなら、ぜひスローランニングを取り入れてほしいです。
スローランニングを勧める理由
1、一人でできる
2、外へ出る機会ができる
3、着地の衝撃が骨を強くする
4、肺機能を強くする
5、心臓を強くする
6、好きな時にできる
7、免疫機能を強くする
マラソンしている人なら、雨の中でも走る人もいますし、真夏の炎天下でも走る人はいます。でもそれはバカになった人がやることですから、普通の人はやる必要ありません。私はバカだから、時々しますけど(笑)
スローランニングというのは、速歩きの速度で走ることです。ですから、速歩きをしている人と進む距離と時間は同じです。ランニングと言うと、「今さらそんな事できません」と100%返ってくます。それはよく分かった上で提案しています。だからちょっとだけその考え方を緩めてください。
高齢者の言葉「速歩きするなら、走った方が楽だわ」
私は高齢者を対象にウォーキング教室を開催しています。あくまでも歩き方を教えているだけで、一緒に歩きましょうという会ではありません。
もうずいぶん前からスローランニングを取り入れています。最近では「速歩きするなら走った方が楽だわ」と70代の人に言われるようになりました。その人だって、最初は「え〜?走るの〜?」と嫌がっていた人です。それが今や逆になりました。これ、本当の話です。
と言われても、まだ疑ってるでしょう? 無理もありません。走るというのはしんどい、疲れるという先入観があります。それは否めません。わかった上でお話しています。私も同じ考えでしたから。だからとにかくやってみることです。
二人一組で行うと簡単にできる
二人一組が最適です。Aさん、Bさん、二人同時にスタートして、Aさんは速歩きをします。Bさんはスローランニングです。速度は同じですから、並んだままどちらが速いも遅いもありません。歩く人が速度を決めます。次の電柱まで行ったら交代します。と、その繰り返しです。
最初は2〜3分から始めてください。しんどくない程度で十分です。そのうちスローランニングで継続して10分走れるようになれば、体はずいぶん変わってきているはずです。
走り方?歩き方?それをレクチャーし始めると、長くなりますので機会を改めますが、とにかくやってみることです。歩くより走る方が運動強度は高く、体に良いことばかりです。ぜひお試しください。
基本的に、頑張らないことです。力を抜いて、適当にダラダラやってください。頑張り過ぎて速度が早くなると、膝を痛める原因となります。だから、絶対に頑張らないでください。