高齢者の免許返納問題~マニュアル限定にすれば多くが解決できる
何歳になったら運転免許を返納しなければならないという法律はありません。多くの人は、家族から言われてしぶしぶ返納する場合が多いと聞きます。本人は「まだまだ大丈夫」という人に限って危険だと言う指摘が多いです。
運転に自信のある人ほど事故を起こしやすいとよく言われますが、それって本当なのでしょうか? 私は疑っています。
免許返納するべきでないという考えもある
「高齢者は免許返納してはいけない」と唱える医師や科学者がたくさんいらっしゃいます。理由は単純で「認知症になる確率が上がるから」です。行動範囲が極端に狭くなり、場合によっては家に籠る人もいます。歩かない、喋らないとなれば、認知症まっしぐらと言われたら納得できることでしょう。
都会と田舎で車の必要性がまったく違います。それなのに一律で考えることがそもそも間違っていると私は考えます。地域や条件によって変えても良いのではないでしょうか。
判断力が衰えるから事故につながる
年を取ると「とっさの時の判断が衰える」ことは否めません。判断力なんて、若い人でも個人差はあることでしょう。高齢者でも衰えない人だっています。
大きな事故につながるのは次の3点です。
1、アクセルとブレーキの踏み間違い
2、逆走
3、パニック
こんなこと、私がわざわざ書かなくても、国もメーカーもよく分かっていることです。
ここで、私の極論提案です。
70歳以上は、オートマ車を禁止して、マニュアル車限定にすること。
今の70歳以上の人は、マニュアル車に長年乗っていたはずです。いつからか、便利だという理由でオートマ車に乗り替えたはずです。早めに練習再開すれば、乗れないことはないでしょう。これでアクセルとブレーキの踏み間違いの多くを阻止できるはずです。それができないのなら、返納してください。
マニュアル車を運転するにはたくさん脳を使います。腕も足も使います。きびきびした運転が要求されます。それが運転できないのなら、運動能力、判断能力が衰えていると判断して、更新させないという案は如何でしょう?
オートマチック車という便利なものを開発したからこそ、アクセルとブレーキの踏み間違いが起こっていることは事実です。マニュアル車限定にすれば、認知症予防にもなるし、踏み間違うことはないし、多くの事故を未然にセグことが可能なはずです。法律で決められなくても、自主的にマニュアル車への乗り換えをお勧めします。