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「老後破産」する前に、人間関係を捨てる

老後破産という恐ろしいことを考える上で、まず「物を捨てる」ことを昨日書きました。

今日は「人間関係を捨てる」ということを書きます。

「老後破産」を阻止するために、人間関係も捨てる必要があると私は考えます。捨てるという言葉を使うと語弊があるように感じる人もあると思いますので、人間関係をシンプルにしていくと言い換えることにしましょう。

とくにシンプルにしなければならないのは、血縁関係です。それも、子供と孫です。以外ですか?

周りの高齢者を見ていて私はそう感じたのです。あまりにもベッタリしすぎて、余計なお世話を焼きすぎです。子供のため、孫のためと考えることはいいと思いますが、考えすぎです。考えすぎて、ご自分の人生を歩んでいないように感じるのです。

孫の教育にお金が必要だからと、子供からせがまれる。これはよく聞く話です。ほいほいと出しているとは思いませんが、最終的には出すんです。子供や孫に苦労させたくないという理由で、ご自身の老後設計を変更することになります。想定内ならいいんですけどね。

仕事関連の交友に関しては、そのうち自然と離れていくはずです。成り行きで構わないと思うのです。なのに、定期的に連絡を取る習慣がそのまま残っていることで、自分の時間を少なくしてしまう人がいます。余計な用事を増やすことになっています。真面目な人ほど、そういう傾向にあるように思います。

会う必要のある人ですか?

80代の人が「学生時代の同級生と時々メールでやり取りし、2〜3年に一回は会っている」と言われる人があります。また別な人は、「仕事をしていた頃に同僚だった人と、5年に一回くらい会う」と言う人もあります。会ってどんな話をするのですか? と尋ねると、他愛もない世間話をするらしいです。どちらも、その人のことを「友達」と呼んでられます。

友達って、なに?

私がそれらの話を聞いていて、「会う必要がある人なのだろうか?」と疑問に思いました。世間話をするだけでも楽しいという人は確かにあります。高齢者が出かける用事を一つ作ったという行動は素晴らしいことです。でも、世間話をするだけなら、その人である必要はありません。

例えば、なんとなくお付き合いしている友達が10人いるとしましょう。一年に一回会うと、10日使うことになります。でも、50人いたら、50日使うわけです。自分が本当に必要だったり、どうしても会いたい人が50人ならば、それは時間を作るべきです。でも、どっちでもいいような人だったら、無駄な時間を費やす可能性があります。

すべてが無駄だと言っているわけではありません。家の中の物が必要か、不必要か考えるのと同じように、人間関係も必要か不必要か、考えてみてはいかがでしょうか?

定年退職後は、もっと自分勝手になって良いと思うのです。

私はたまたま職を転々とし、住居も転々としてきましたから、たまたま人間関係を引きずっていることがありません。

以前、私には友人はいないと書きました。でも、知人はたくさんいます。知人であれば、そんなに深く関係を持つことなく、ジャンルごとにサラッとしたお付き合いをしているだけです。その人の家族構成や仕事関係なども何も知りません。知らない方が気楽にお付き合いできるのです。

方法は簡単です。自分から連絡をしなければいいだけです。相手も同じような気持ちだったとしたら、そのまま疎遠になることでしょう。それでいいと思います。「今後の自分の人生において、必要ではなかった人だった」、それだけのことです。不真面目になりましょう!

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★整体師/りょう★ピンピンコロリのいきかた(認知症予防と健康寿命を延ばす方法)
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