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サプリメントを信じる前に知っておくべき5つのこと

世界のサプリメント産業が2025年までに2000億ドル(約30兆円)規模に達すると予測されています。ものすごいビジネスです。

効果があるのか、ないのか分からないものを売って儲かるんですから、参入したくなるはずです。大手企業であれば、その企業名だけでもそれなりに売り上げが見込めます。それに最近ではネット通販が主流です。昔のような原価三割にこだわる必要もありません。メーカーから直接消費者へ届けることができる現代は、魅力たっぷりの商材と言えるでしょう。

サプリメントは、医薬品を扱う法律対象外にある


世界中どこでもサプリメントは医薬品ではなく食品に分類されています。日本では、薬機法という法律外に扱われ、食品として販売されています。ところが、誤解を招くような表示がされていたり、キャッチコピーが疑わしいものが多数存在しています。

薬機法とは、医薬品や医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品(以下、「医薬品等」という。) について、開発・承認・製造・販売・広告などに関する規制を定めた法律です。 薬機法は正式名称を「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」といい、「医薬品医療機器等法」や「薬機法」と略されます。

制定当初の題名は「薬事法」(やくじほう)であったが、平成26年11月25日の薬事法等の一部を改正する法律(平成25年法律第84号)の施行により現在の題名に改められた。


サプリメントは、場合によっては害になる。


1. サプリメントは厳しく規制されていない

これは先ほど書いたように、薬ではなく食品のため、国やしかるべき機関が規制する対象になっていません。

2. 誰もが摂取すべきものではない、たとえマルチビタミンでも

マルチビタミンは抗生物質や抗凝固薬(血液をサラサラにして血栓を防ぐ薬)など、特定の薬の邪魔をする可能性がある。また、肝臓や腎臓に疾患のある人は、マルチビタミンに含まれる高濃度の栄養素を効率的に処理できない恐れがある。最後に、たとえ体に良いものでも過剰摂取の可能性はある。


3. すべてのビタミンが同じように体の中で分解されるわけではない

専門家は、特に脂溶性、つまり油に溶けやすいビタミンAとEに注意するよう警告している。水溶性、つまり水に溶けやすいビタミンBやCなどと異なり、体内ですぐに分解して代謝されるのではなく、肝臓や脂肪細胞にたまりやすい。そのため、多めに摂取すると、実際に害を及ぼすことがある。


4. 過剰摂取の可能性もある

ビタミンは毒にもなりうる。つまり、取り過ぎると、助けになるどころか、害を及ぼし始めるということだ。

例えば、ビタミンAの場合、成人の1日の上限摂取量である2700マイクログラム(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)を超えて取り続けると、関節痛、肝障害、先天性欠損などを引き起こす可能性がある。  また、ビタミンEの大量摂取は血が止まりにくくなったり、出血の原因になったりする。さらに、ビタミンDの過剰摂取は吐き気、筋力低下、錯乱、嘔吐(おうと)、脱水を引き起こす恐れがある。


5. 栄養素は食べ物から取る方がいい

コラーゲンやビタミンCなど、多くの栄養素は一般的な食品に豊富に含まれている。そして、食物繊維が豊富な野菜や果物など、加工されていない食品を丸ごと食べた方がビタミンやミネラル、腸内環境に有益な成分を効率的に取れる場合が多い。

最近ではどこでも目にするサプリメントの広告です。安易に注文しやすいために、お菓子を買うかのように簡単に買えます。本当に自分の体に良いのかどうか、合っているのかどうか、分からないまま摂取している人が多いと思います。今一度、サプリメントの恐ろしさを分かった上で考えてみてはいかがでしょうか?

高齢者はヒアルロン酸やコンドロイチンという言葉に弱いです。それらを摂取する前に、日光に当たり運動することをお勧めします。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。