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「ラクをする」「ラクをしたい」という言葉がありますが、この言葉の意味を「何もしないこと」と、捉えていませんか? なんとなく似ているし、のんびりできるイメージがありますが、まったく違います。

「お金持ちになってラクをしたい」と言った人がいます。この場合の「ラク」は「身を粉にして働かなくても良い」という意味です。「まったく働かなくても良い」と思いがちですが、そうではありません。

ラクをするというのは、ゆとりを持って自分の思い通りに時間を使い、思い通りに過ごしていくことだと私は思います。


何もしないラクを目指して良いのか?


高校生の時、クラスメイトが「だるい!」と言った言葉でドキッとしたことを覚えています。それまで私は一度たりとも、だるいと思ったことがありませんでした。この場合の意味は、病的なものではなく「面倒くさい」に近い意味です。同時に「しんどい」も連発していました。同じく病気ではありません。これは「邪魔くさい」の意味です。どちらも方言かもしれませんし、単なる若者言葉かもしれません。

「邪魔くさい」「面倒くさい」「しんどい」このような口癖の人は、ダラダラした生活のイメージがあります。決してきびきびした感じではないですよね。このような人は、「何もしないラク」を目指しているかもしれません。


「定年退職してラクをしたい」は、「何もしないラク」ではない。


若い時と違って、中年期を過ぎると「ラクをする」の意味をしっかり考えておかないと、「定年退職してラクをしたい」という「ラク」の意味を間違った捉え方をするかもしれません。

退職したら第二の人生とも言われます。自分の思い通りに生きていくことができれば良いのですが、現実はなかなかうまくいかないものです。「自分の思い通りにラクをする」ことができれば、定年後も楽しい日々を送ることができることでしょう。

しかし「何もしないラク」を選んだ場合、肉体も脳もすべての老化が進むことでしょう。どんどん体が衰退していき、徐々に弱っていきます。足腰が立たなくなったり、寝たきりになったり、管を付けないと生きて行けなくなったり、いろいろ大変なことが起こる可能性があります。

「何もしないラク」の生き方は、ピンピンコロリと死ぬことは難しいです。何らかの病気になって、薬漬けにされて、ベッドの上で長々生かされて、ゆっくり死んでいくことになりかねません。

私はそんなのイヤです。

きっと誰もイヤだと思うことでしょう。
ではどうしたらいいのか? 
答えは明確です。

「何もしないラクを目指さないこと」

ひいては、「邪魔くさい」「面倒くさい」「しんどい」と思えることこそ、やるべきです。

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