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僕たちは自分のカラダについてほとんど知らない。[大学生編]

今部活に取り組んでいる中学生や高校生、ちょっと大学のジムで体を鍛えたい大学生、社会に揉まれながら働いている社会人の方は、自分のカラダについてよく知っていますか?

筋トレ後30分以内にしっかりプロテイン取ってるで!!!

という大学生は、筋トレ後のタンパク質摂取は24時間を意識すべきだということを知っていますか?(僕も筋トレ後30分しか意識してませんでした笑)


確かに、筋トレ後の1〜2時間は、最も筋タンパク質の合成作用を高める時間として「ゴールデンタイム」とされていました。

しかし、アメリカのシュリナーズ病院のティプトンらによる研究結果やマクマスター大学のバードらの研究結果を鑑みると、「トレーニング強度に関係なく、疲労困憊になるまでトレーニングを行えば、合成感度の上昇は24時間後まで継続すること」と「合成感度の上昇が24時間継続することは、トレーニングの経験の有無に関係しないこと」が分かっています。

こうした研究報告を受けて、2017年には国際スポーツ栄養学会(ISSN)から「トレーニング後、少なくとも24時間は筋タンパク質の合成感度が高まる」と公式に表明されています。

特に、オーストリア・RMIT大学のアレタらが行った興味深い実験により、トータルで同じ量のタンパク質を摂取するにも関わらず、「3時間おき」にタンパク質を摂取する方が「6時間おき」や「1.5時間おき」に比べて高い合成率であることが分かっています。

3時間おきにタンパク質を摂取するなんてそんな暇じゃないんや!!!!

という大学生は、1日朝食・昼食・夕食の3食でバランス良くタンパク質を摂取してみてください。

テキサス大学医学部のマメロウらは、朝食・昼食・夕食で同量のタンパク質を摂取する「バランス食パターン」と朝食・昼食が少なく、夕食に多くタンパク質を摂取する「偏食パターン」に分けて、両グループとも1日3食で摂取するタンパク質は同じ量として実験しました。

その結果として「バランス食パターン」のほうがより優位なタンパク質の合成率を示されたことが分かっています。

参考文献

科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

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