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読書感想文 『逆ソクラテス』

逆ソクラテス 読了。

歳をとるにつれて積み重なって出来た今の自分の考え方は思い込みや先入観じゃない?と問いかけてくれる小説。

逆ソクラテス
スロウではない
非オプティマス
アンスポーツマンライク
逆ワシントン

の5篇からなる一冊。
タイトルからして惹かれる。

小学生目線から語られることで懐かしさを感じると共に、大人になったからこそ感じられる感情も生まれる。

生きていくうちに、ただ型にはまった考え方ばかりになってしまっている自分としてはこの一冊から、大人の言動が子どもより優れているだけではないことを気づかせて貰いました。
周りがどうしてるからとか、法律で決まっているからとか、生きる上では勿論必要な判断ではあるけれど、世間的にとか規則的にとか以前に大切にしなきゃいけない考え方があってもいいな。でもそれって子どもの時の方が身につけ易いことだったかも。

大人になって、子どもの時のような素直な発想や考え方が難しくても、たまには子どもの時の自分だったらどうするか考えてみると大人になった自分だからこそ気づけることもあるかも。

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