読書感想文　『心が折れた夜のプレイリスト』

心が折れた夜のプレイリスト読了。

読む度に思う。
竹宮ゆゆこさんの作品に出てくるキャラはぶっ飛んでる。
ぶっ飛んでるキャラが出てくる小説自体もぶっ飛んでる。
そして、それがクセになる。

この本もそう。

部屋の窓が閉まらなくなるという怪現象から始まり、ドM過ぎる見知らぬ先輩と会い、めちゃくちゃラーメン好きの女の子を紹介され、死ぬほど塩分を取りたくなり、海に帰ろうとする。

要素あげただけでもこの支離滅裂感。

ギャグなのか、ホラーなのか、ハートフルなのか、はっきり決められない小説。
でも、だからこそエモさ99.9%として売り出される小説が出来上がったのかも。

もし、自分が何か悩みや不安があるとしたら、その悩みや不安が大きければ大きいほど読んだ時のギャップが効く。この作品を含め竹宮さんの作品にはそんなところがある気がします。

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