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性加害に対する認識は日本と海外で大きな隔たりがある

今日は音楽とは離れますが、今日本で話題になっている性加害問題についてです。

ジャニーズ事務所の性加害問題が公になり、契約を打ち切るなどの対応に出る会社を出てきている。

2023/9/8にはフランスからこのような反応もありました。

所属タレントに非はないかもしれませんが、性加害問題が認められた今、所属タレントとしてイメージが大幅にダウンすることは間違いありません。

海外においては性加害問題というのは対処するスピードが早いような気がします。

クラシック音楽の世界においては性問題が発覚した際に劇場を締め出されるなど、厳しい制裁が科されます。

指揮者ジェームズ・レヴァイン(1943~2021)は当時メトロポリタン歌劇場の名誉音楽監督でしたが、性加害問題が発覚されたあとすぐに解雇されました。性加害を受けた人物が当時未成年だったこともあり事態を重く見たのでしょう。

もう一人、指揮者シャルル・デュトワ(1936~)は2017年に性加害疑惑が世に出始め、その後オーケストラとの共演NG、当時ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督であった彼は退任させられるなど厳しい措置をとりました。しかし、日本においてはデュトワを締め出さず指揮者として客演しています。

今回の事件を受けて日本と海外では性加害に対する認識はだいぶ違うのだなと感じました。日本も性加害に対しては重い制裁を与えた方がいいと個人的には思います。性加害は肉体的、なにより精神的にも大きな被害を生むものです。性加害が被害者のその後の人生に影響してしまうことは否めません。

ジャニーズ事務所においては、この性加害問題が判明してしまった以上、ジャニーズ事務所タレントの海外公演はもう厳しいものになると思います。たとえ事務所がそのような意向があったとしても海外がNGを出すでしょう。

冒頭でも紹介した通り、ジャニーズ事務所所属タレントとの契約を延期、打ち切りする日本企業も現れてきましたので、当分はいばらの道を進むことになるでしょう。

忖度が無ければの話ですが・・・


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Ryo Sasaki
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