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視点は「変える」のではなく「増やす」じゃないと。

営業畑から、総務人事へ異動して。周囲の先輩方からよく掛けられた言葉があります。

「管理部門にいくと視点が変わる。」
「違った視点で会社や仕事を見ることができるよ」

やたら頻繁に耳にしたので
「一体どんな意図でこの言葉が出てきているのだろう?」
とかなり想像力を掻き立てられました。

前提として、後輩や部下への声掛けの際は「自分の経験」がベースになっていることが多い。

きっと先輩方も過去の異動で(中には総務人事にいた方もいるので)自分自身に「変化」を感じた経験があるのでしょう。

としたら、私が知りたいのは「視点が変わった結果、先輩にはどんな変化があったのか」かもしれませんね。

私の働く会社では(おそらく多くの会社でも)部署がかわると、転職か!というくらいに業務内容が変わります。

その上、少なからず部署間の利害関係があるためか、この部署間でのコミュニケーションミスに起因した問題を耳にすることも結構あるんです。

ジョブローテーション制度がしっかりとあるので、業務内容のベースは互いに理解しているはずなのに、何故?

そこで「視点が変わる」の言葉を思い出しました。

「立場が変わって視点が変わったから」

今立っている場所から見えるものしか見ようとしていないとしたら。視点はコロコロ変わるだけで、その幅は全く広がらないのですよね。

冒頭に書いた先輩からの言葉は私への激励でした。
おそらく、より視野を広げてほしい。今回の異動はそのいいキッカケだという事を伝えてくれたはず。

とすれば、新しい視点というものが見つかった暁には、変えるのではなくその視点を増やすことを意識したい。

ちなみに私は、視点の数は「想像力と相手への思いやり」だと思っています。

とはいえ役職や立場それに同調圧力など組織ならではの鎧は、私たちの視点を凍りつかせます。

日々どんな言動をすれば、環境に左右される事なく想像力を働かせ、相手を思いやれるのか?
こらからの仕事で考えていきたいテーマです。

お読み頂きありがとうございました!

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