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棋士について

最近、将棋界の若い世代の台頭が凄いらしい。 男子なら藤井さん、伊藤さん。女子なら仲邑さんなど。10代にしてプロの世界で活躍している。

僕も大学生の頃に将棋を趣味にしたいと思い、 入門本を購入したことがある。頭の回転と記憶力の悪さが仇となり、かなりの序盤で投了してしまった。投了と同時に、プロ棋士の方々の凄さを思い知った。

棋力の全盛期は、レベルによって大きく変わってくると思う。ウチの爺ちゃんとかの一般人レベルであれば、経験値がものを言う。故に、歴が長い高齢の方のほうが強い。しかし、プロレベルになると最早、経験値よりも数百手とか先を読める脳の処理力がものを言う。故に経験値は少なくても、若い世代がプロの舞台で活躍することができる。

10代の棋士が活躍するのも、脳の処理力に依るところが大きいのだと思う。中には、羽生さんのように何十年もトップに君臨し続ける人もいるが、基本は若い世代の台頭で世代交代が起こり続けている。

ポナンザをはじめとするAI棋士対プロ棋士の電脳戦なるものが、定期的に開かれている。個人的には、処理速度がものを言う競技なのだから、人間に勝ち目は無いという悲観的な見方をしている。年々コンピュータの勝率が上がってはいるが、プロ棋士の方も一矢報いたりしている。

少し前に、藤井聡太さんがAIでも読み切れなかった一手で勝利を引き寄せたというニュースが話題になった。プロ棋士は、本当に凄い脳を持っている方々だと思う。

膨大な手数を瞬時に分析し、最善の一手を打つ。この能力を持ち合わせているプロ棋士の方は、 きっとビジネスマンになっても成功するだろう。

手数と言えば、僕も日常生活における行動の手数を気にする男である。(詳しくは過去の記事をご参照ください)その面でも棋士脳が羨ましくて羨ましくてたまらない。

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