大企業の労働生産性はまだ全然上げられる
新規事業を検討する活動の検討会に参加しています。
昨日は、予定していた私のコンテンツを丸々カットしました。これは、事務局からしてもメンバーからしても、本来は、「は?」と言う行為ですが、あるいくつかの条件が重なったので躊躇なく捨てました。
実は、売るところに売ると単体では数百万で提供しているコンテンツです。私個人としてもぜひ提供したいと思っているものでこだわりも強い内容です。絶対に理解しておいて欲しい、と思って用意したもの。でも、捨てました。
物事を考える時、捨てると言う行為は時に非常に勇気が要ります。しかし、物事の優先度、重要度、今後の活動展開の拡大性を考えたときに何を選択するか、何を意思決定するかは慣れると即断できるようになっていきます。
1. ホワイトカラーの知的作業の生産性はまだ伸びシロがある。
ところで、会議に参加しながら、ふと、議論の生産性について考えました。というか仕事上、私は常にこのことを考えています。
企業の労働力の生産性はまだまだかなり上げることが出来ます。特に、企画などを検討するべきホワイトカラーと呼ばれる人間、または実質的に企業収益を直接上げる対象となっている人間であっても知的作業を集団で行う際の生産性は、実は引き上げる要素がものすごくたくさんあります。
2. 生産性を意識して仕事をするとはどういうことか?
そして、端的に言うと、日本でのこの領域は、残念ながら通常の企業(ちょっとイケてる企業であっても)、ものすごく生産性が低い、と認識した方がよい状況です。
具体的に言いますと、企業の中で人が集団で知的作業をする際にどうしたらいいのかの所作やプロトコルを多くの人が理解していません。そしてどうやったらそれが上がるのかも意識もしていません。
同時に儒教的精神、謎の議論に対する阻害要因がとても大きいのが日本企業の実態です。飲み会の場でのタテの動きだったり、会社の規律ということと、議論をフラットに創造的に行う、の切り分けと切り替えができていない企業があまりにも多い。
3. 企業が生産性を上げるべき集団での知的作業領域とは
工場で物を作る。ITの現場でシステムを作る。小さな起業集団がVRマウントディスプレイの中で新規サービスを構築する。研修でコンテンツを提供する。
これらは全て、対価の厳選となる知的作業です。令和の時代、すでにブルーカラーもホワイトカラーもほとんど垣根は無くなってきました。
ところが、それを生み出すための議論、検討、試行錯誤、意思決定、意思決定にまつわるさまざまな合意形成、は、いわゆる知的作業の領域ですが、労働対価に直接換算しない付随作業とも言えます。
日本人はこの作業の生産性が著しく低い。
この辺りを引き上げていく。これを創造性と学びを活用して引き上げていく。
これが私の仕事です。
どうやってやるか?って、それは直接、私と触れ合ってみてください(笑)
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