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2023年も終わるということで年始に立てた目標を振り返ってみよう

こんにちは、りょんりょんです。蓄膿症です。
静岡に引っ越してきてから発症したことなかったのですが、「先日の風邪→寒暖差アレルギー→蓄膿症」という地獄の連鎖併発ルートを辿ってしまいました。蓄膿症粘度世界大会があったら優勝する自信があります。会場が地獄絵図過ぎる。

さて、2023年も終わるらしいです。早い。加速度的に早くなっていく感覚が凄まじい。そのうち一呼吸したら1時間くらい過ぎてる日が訪れるのかもしれない。
そんな2023年の初めに私はこういうnoteを書いてました。

実は毎年、年末には1年の振り返りを、年始には今年の目標をnoteで書いてるんですよね。書き出すことで頭の中が整理されるし、振り返った時に「こう考えてたんだなぁ」って思い起こすことができるからです。記憶の呼び水。

今年をざっくり振り返ると上半期(1月〜6月くらい)は全然でしたね。今までの自分と変わらないというか停滞している感じです。足掻いてはいたけど、足掻くことが目的になってたような気がします。
ただ下半期(7月〜)は写真コミュニティを立ち上げたことで割といろいろ動くことができたように思います。今日お話しするのも多分ここがメインになる気がする。
ということで目標をどれだけやってたのか振り返っていきます。


2023年に掲げた目標

目標を振り返るぜ!って言っといてなんですが、まず「目標何掲げてたっけ」ってなってる時点で致命的です。上半期はまだ考えてたんですが、下半期入ったあたりからコミュニティについて考えることが多くなって目標が頭からすっぽ抜けてました。立てる意味よ。久しぶりに去年のnote読み返して「7つもあるの?」って笑っちゃいました。年始だけやる気に溢れた小学生かい。

1.個展

まず1つ目が個展ですね。こちらは残念ながら未達です。未達っていうと仕事感すごいな。
今年の目標を立てて真っ先に取り掛かり始めたのが個展構想と準備なのですが、結局のことおじゃんすることにしました。

私が展示しようと思っていたのが、20代の自分が抱えていた内面の投影。それも怨念や嫉妬のような黒黒しい感情だったんですね。構想の書き出し、準備は全然できてたんですが、一番の問題が発生しました。それは「心の黒黒しさが晴れてしまったこと」です。原因は経験の積み重ねですね、ぼかし100%。
正しくはまだその黒は居るっちゃ居るんですが、昔のような荒々しさも無ければ、私の頭を黒く塗り替えて支配してくるような力もなくなってしまいました。暖炉の脇で横になっている老犬の如し。

皮肉ですね。黒黒しい感情があったが故に生きづらさを感じていた私ですが、無くなったら無くなったで展示したいものを制作する原動力がなくなってしまったんです。生きやすいけど。
感情を飼い慣らしたといえば大人になったということでもあるのでしょうが、制作する側からしたら「おまえ!今!今出てこないと!今までの苦しさなんだったんだよ!」となるのですごく微妙な気持ちになったことを覚えています。何回も思い起こそうとしましたが、当時と同じ感情を思い起こすことはもう不可能でしょう。
うっちーさんに撮影の協力をお願いしたり、掛川の壺職人のところに壺を作りに行ったりといろいろなことをしてましたが、一旦ここで見切りを付けました。すんません。

展示を経て20代の若かりし頃の感情と訣別をするつもりだったのですが、その感覚も少し変わりました。
変な話、昔から付き纏ってきたこの感情を恨んでもいますが、同時に感謝もしているのです。この黒黒しい原動力がなかったら私はおそらく何も動くことができない人間だったんじゃないかなと思います。訣別ではなく、私の心の暖炉の脇で穏やかに過ごしてもらおうと思います。死ぬ時は一緒だ。
なので個展はまたいつか、別のもので形にできる日が来ればと思います。

2.フォトコンテスト

上半期には探した記憶があるなぁ。(遠い目)ってくらい出してないですね。
個展の作品を出すつもりでもいましたが無くなってしまったので…あれ全然目標達成してなくない?

…と思ってたのですが追記です。GENIC 2024 1月号に掲載されました。

2024 1月号。毎回スタイリッシュでかっこいいね。

秋ごろにGENC写真募集企画に掲載する写真をフォトコンテスト方式で募集というのがありました。テーマは「奇跡の1枚」。
GENCに載ることは目標の1つでもありました。いいよね、写真雑誌に載りたいじゃんね。ちょうど今年の目標を思い返してるところでもありましたのでこの企画に即参加しました。
結果ありがたいことに載せていただくことができました。これこそ奇跡。私の写真はぜひ記事でご確認ください。
いつかはGENCに正式オファーいただけるくらい何かしら語れることなり見せれるものなりできる状態にしておきたいですね。

3.大人の色気

これを目標に掲げた時点でお察しでしたが、まあ無理ですね。30代入りたての生後4ヶ月。そんな速攻身に付くわけがない。そもそも意識も意図もせず人生経験を経て自然と身につくはずのものですからね。目標に掲げるものではありませんでした。

20代は例えるなら「燃え盛る火だるまな切込隊長」みたいな。物事に何でも突撃して勢いであらゆるものを伐倒する強さと、あと先考えない危うさみたいなものがありました。特に香川にいた時はね。そういうものからは脱却している感覚にはなっています。

今は今で例えるのが2つあるんですけど、これ言うとちょっとなぁって言葉なので伏せときます。あ、1つは言えます、「受付嬢」です。よろしくお願いします。
例えるものが大幅に変わったのは年を重ねたからだなとは思います。これがいつか大人の色気につながるといいね。私のことだから40代でも同じこと言ってる気がする。

4.チーム

静岡で写真コミュニティ作りましたね。
"Shizuoka ShutterBugs"。通称"SSB""シズバグ"と言います。

これはぶっちゃけ年始当初は予想してませんでした。コミュニティがあれば入ろうと思ってたのもありますが、そもそも私は静岡に引っ越す時に「静岡でコミュニティは作らない」と決めていたからです。

私は香川に住んでいた時に"Flat Photo Hunters"という写真サークルを作っていました。(今も調べたらたぶん出てくると思います)
今よりも遥かにカメラを分かってない若造でしたが、たくさんの人が集まってくれて交流してました。ただ私がグループ展をやり切ったことで燃え尽き症候群になってしまい、そこから写真しなくなったんですよね。撮ってはいるけどそれだけ。運営の私がそんな感じで何もしなくなってしまったので、そのままサークルも活動が停滞して自然消滅的に解散しました。(解散宣言はしました)

そのようなことがあったので「私1人の思い付きでやらない」「入ってくれた人に迷惑をかけるならやってはいけない」「私にはコミュニティを機能させられる能力がない」と判断し、静岡に引っ越すときに組織を作らないことを決めてたんです。自業自得。当時のメンバーには期待外れな思いをさせてしまいました、申し訳ない。

ですが年月が経って、とあるきっかけがあって考え方が少し変わり、「写真の居場所をまた作りたい」と思うようになりました。(この心と思考の揺れ動きにはいろいろあるんで割愛しますが、うっちーさんありがとうということだけはお伝えしようと思います)

SNSで前々から交流があったmihoさんhiroさんに「一緒にやらない?」と話を持ちかけたところ快諾してくれました。
私が「これやりたーい!エヘヘヘヘ」とアホ面引っ提げて提案したことを、「じゃあこれやらないとね」「これも必要?」ってテキパキまとめてくれるのを見て、「あれこれ俺が代表じゃない方がいいんじゃない?」と思うこともよくありました。鼻水垂れ流しながら。
優しさと頼もしさの権化のこの2人がいなければ私は絶対にやっていませんでした。とても感謝しています、いつもありがとう。

設立して半年ですが、メンバーが50人を超えるコミュニティになりました。
私の知見を広げてくれる方、明るく笑顔にさせてくれる方、新しい気付きや方向性を教えてくれる方、見返りなく協力してくれる方…。私の方がよっぽどたくさんのものをいただいてるように思います。メンバーのみなさん、いつもありがとう。

特にInstagramチームのメンバーは忙しいにも関わらず毎日フィーチャーしてくれて、私ゃ頭が上がりません。

mihoさんhiroさんdgamiさん福長さんSwimmyさんtakuさんwataameさんkariさんSuzuさんゆきんこさんまつまいさんりささんCocoさん
読んでくれてる方、ぜひフィーチャーメンバーのアカウントに飛んでってみてください。全員素晴らしすぎてビビります。

「この場所が本当にみんなのためになってるかな」と反省することは度々です。なんかあったら言ってね、良いコミュニティでありたいと思います。

このコミュニティは"シェアハウス"をイメージしています。「一緒に同じ空間に居る。参加したい人が参加する。強制はしない。でも一緒に何かできたら楽しいよね。」というコミュニティです。緩やかなつながりが何か新しいものを生み出したり発見したり、一緒に同じ空間にいるだけで楽しかったり。そういう化学反応が起きたり居心地の良かったりする場所になることを期待しています。そのうちシェアハウスから村になったら良いなとも思います。静岡在住でカメラをお持ちの方はぜひお越しください。

あとはチームで何かできたらなとは前々から思ってます、形にはなってませんけども。個人的にはYouTubeで企画をめっちゃやりたいんですよね、バラエティ系の。一緒にやりたい人めっちゃ募集。

5.写真集

2冊作成しました。1冊目の方は毎年作ってるものでもあるので達成と言っていいのかいささか怪しいところはありますが、若干作るの諦めてたので大目に見てください。

"0.5 -incubation period-"

2022/4〜2023/3を振り返った写真集。1年に1冊、毎年の記憶を留めるためのものです。自分の振り返り写真集ですが毎年買ってくれる人がいて大変ありがたく思ってます。
詳しくは写真集noteを読んでくださると、メインタイトルとサブタイトルの意味が分かりますのでこちらをドゾー。
今年のタイトルは何にしようかなと今から思案を巡らせています。"狼煙"とかいいかもしれませんね、カッコイイ!!

"記憶の泡沫"

「日常」をテーマに忘却していく日々をテーマにフィルムで撮り集めた写真集。グループ展に展示する写真と共に作りました。
イケダサトルさんと文香さんの2人展示"虹を見た"を見て刺激を受けたことが始まりです。
写真展の展示に対して割と凝り固まったこだわりがあったのですが、グループ展ということもあって力を抜いて考えられたような気がする展示でした。(良いかどうかは人それぞれなのでさておきます)
展示した写真は25点でしたが、写真集には展示では落としていたセレクトから合わせて60〜70点程度載せて再構成しました。

6.フォトウォーク

めっちゃやった。めっちゃやったよ。コミュニティ内でもめっちゃやったし、コミュニティ外もめっちゃやった。めっちゃのゲシュタルト崩壊。新年の目標、後半は達成の嵐でよかったよかった。
一番印象に残ったのはやはり"熱海スナップミート"ではないでしょうか。

ありがたいことにnote公式にも取り上げていただいて、スーパーローカル写真コミュニティの記事をたくさん読んでいただけました。感謝…!圧倒的感謝…!
コミュニティ内フォトウォーク、SSB公式企画フォトウォーク、仲良い人たちとのスナップに最近はM6の会も…。今年は下半期に四次関数的に活動量が上がったなぁと思います。来年もたくさんの人と会って話して撮ってをしていきたい。

7.裏に1つ

こちらはまだ言えることはありません!To be continue!
これは私1人だと進む気がしなかったので、今年進むことができてるのは一緒にやってくれる人がいるおかげです。ビッグ感謝。

2023年は支えられて生きた年

振り返ったら改めて分かるのですが、私1人でやってるものは大体達成できてません。自分を律する心が無さすぎます。俺の教え子たちの方がしっかりしてると思う。
周りにいるありとあらゆる人に支えられて生きているということを強く実感する年であり、私は誰かと関わることが本当に好きなんだなぁということを再認識した年でもありました。人は1人で生きていけないとはよく言いますが同感です。この目標の振り返りに沿わないので出してませんでしたが、こんだけ外に出まくってるのに文句一つ言わずに「行ってらっしゃい」と言ってくれる嫁さんには本当に感謝しています。すんませんもうちょっとちゃんと家事します、あと床で寝ないようにします。
脆弱で無力な私ですが、支えてくれて、時にしばき倒してくれる人がいるおかげで、私の人生は年月を経るほどに良くなっていることを感じます。
私に関わってくださった方にこの場を借りて心からお礼申し上げます。堅すぎるのでこの辺で。

新年の目標noteはポップで純真な童心をもってラインナップしようと思ってます。もちろん真剣に考えてますけどね、楽しくやりたいものを掲げないとね。
やりたいことをやらなきゃ人生じゃないじゃんだし、全力で生きていきたいなと思います。

それでは。

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