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ビジネスモデル2.0 #全文公開 読み切った #ビジモ図鑑感想
今や一冊の本が無料で、しかも発売前に読めてしまう時代。
かねてからセンスの良いビジネスモデル解説をアップし続けているチャーリーさんの「ビジネスモデル2.0図鑑」を読ませていただきました。
この本、今をときめくイケてるビジネスモデルがなんと100個も、余すことなく、わかりやすく解説されています。
いちいち解説するよりは、実際に見ていただいたほうが早いと思うのですが、これ、本当に勉強になる。
「ここからお金取れるのか!」
「名前聞いたことあるあのサービスってここでマネタイズしてたのか!」
そんなびっくりの連続でした。
その中でも、特に好きな事例の1つは...
EVERLANE
ですね。
(ビジモ図鑑から引用)
今までの、アパレル業界の常識って、「原価や製造過程はほぼ明らかにされない」というものだったと思います。
だから、「原価+企業の利益」で表される商品価格の中で、「企業の利益」がどれくらいのものかわからない。
実際、この「企業の利益」の中に「ブランドとしての価値」(つまりユーザビリティや実際の着用にはほとんど関係ない部分)が多く含まれていて、「本当にこの服で1万円なの?」って思うこともよくあると思います。
そうした常識を覆したのが、このEVERLANEのモデル。実際にそのECサイトを見てみると...
おわかりのように、15ドルのシャツの原価と、EVERLANEの利益(ここだと7ドル)が超わかりやすく可視化されてる。
正直、アパレルブランド的には「それってどうなの?」って思うくらいの正直さ。笑
これが、この会社のスローガン
Radical Transparency(徹底した透明性)
を忠実に表しています。
消費者の不信感をなくし、かつ劣悪環境における生産をなくす。
これからのアパレルブランド感がすごいです。
自分も最近、「服にそんなにお金かけたくないなぁ。」って思うことがたくさんあり、「着やすくて長持ちすればなんでもいいなぁ。」という価値観で服を選ぶことが多いので、このブランドはそのような人にとっても非常に良いのではないでしょうか。
そして、このブランドにも、この図鑑がなければ出会うことがなかった!
チャーリーさんには感謝ですね。
この図鑑、「図鑑」というだけあって、「本」として読むのはもちろん、ふとした時に振り返って、「こういうマネタイズもあるんだなぁ。」とか、「あのモデルはあの時は新しかったけど、最近では一般的になったなぁ。」みたいな使い方もできると思います。
noteで無料公開されているので、ぜひ興味ある方は読んでみてください!
https://note.mu/tck/n/n95812964bcbb
また、本として手元に置かれたい方はこちら!
https://www.amazon.co.jp/dp/4046023619/ref=cm_sw_r_cp_ep_dp_JBiMBbYF4XJVN
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