出典引用参考の違い〜note利用者が必ず知っておくべきルール〜
noteで記事を書く際に、どうしても分からない
ことや、他の資料を利用した方が視覚的にも
分かりやすく、記事作成時間も捗るということ
はないでしょうか?
しかし、私自身もこの他の資料や記事の利用
においてルールが理解しきれていませんでした。
大学の卒業論文を書く際に、ゼミの先生から
注意点として共有があったように思いますが、
もうかれこれ5年くらい経ち記憶がほとんど
ありません。笑
そのため、本日は押さえておきたいルール、
「出典」「引用」「参考」の3つの違い
を確認しておきたいと思います。
それぞれ見ていきましょう。
「出典」
後述する引用や参考をした著作物そのものを
指す言葉です。
自分の文章の情報源となった書籍や文献などは
明示する必要があるため、その証跡として出典
という言葉を添えて記します。
「引用」
他の資料や記事などからそのまま自分の文章に
引っ張ってきて使うことです。
例えば、小説等のある一節を部分的に抜き出し、
自分の文章にそのまま引っ張ってくることなど
が当てはまります。
Twitterにも引用リツイートというツイート方法
がありますよね。これはリツイート元のツイート
を引っ張ってきて、自分のツイートの一部とする
ような行為です。まさに引用ですよね。
なお、この引用の際には、引用元を示す必要が
あるため、その際に上記の「出典」が使われます。
また、似たような事柄で「転載」という言葉が
ありますが、これは著作権の問題が絡んでくる
ことに違いがあります。
「転載」は著作者に許可を得て行うことで、
著作物の大部分をコピーして利用するような
時に使います。
「引用」は著作者に許可なしで行えることです。
しかし、引用も許可なしで何でもかんでも
行えてしまうと著作権を侵害しかねません。
そのため、文化庁では下記のように引用ルール
を定めています。
これらの条件をクリアしている際に、著作者へ
許可なく引用が可能という判断基準になります。
引用する際には、しっかり引用部分が自身の
文章部分と区別をして、見てわかるようにして
おきましょう。
引用部分を“○○”などダブルクォーテーション
で区切るといいかもしれません。
また、引用する文章などは改変してはいけません
ので、そっくりそのまま引っ張ってくるように
しましょう。
「参考」
他の資料などを元に自分が何か考えることを
指す言葉です。
例えば、書籍などを読み、それを元に自分の考え
を記載した記事などには、参考としてその書籍の
タイトルなどを明示した方が良いでしょう。
また、よく間違いとなる言葉で「参照」という
言葉があります。
「参照」は他のものと比べて照らし合わせる
という意味合いがあります。
基本的には目に見える情報と照らし合わせる
行為となるため、図や文書などを指します。
一方で、「参考」は人の意見や考えなど、
形に見えないものまでを含む場合に使う言葉
と言えます。
3つを簡単に説明すると上記のようなイメージ
でしょう。
しかし、この中でも特に引用については、
「著作権法」が関わってくるとても危ない部分
です。
著作権を侵害していないか不安な場合は、
著作者に引用の確認を取ることや、
そもそも著作権にあたらない国や行政などが
公表している資料のみを使うこと、
著作権フリーの画像を使うことなどを
検討してみるといいかもしれません。
ちなみに、私が記事のヘッダー画像として
使用している画像はすべて著作権フリーの
素材となっています。
また、3つの中でも「出典」については、
出所の明記の仕方に定型があります。
例えば、書籍は下記の通りの順番です。
出典:
著者→『書籍』→出版社→出版年→ページ数
続いて、ウェブサイトの場合。
出典:
運営会社または管理者名→ページタイトル→
<URL>→(サイト閲覧日)
画像の場合は上記プラス、画像時代をダブル
クォーテーションで囲んでおきましょう。
noteを利用する方以外にも、ビジネスで提案書
や企画書などを作成する場合は、上記ルールを
遵守した上で資料を作成してください。
それでは。
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