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親と過ごせる時間〜残された時間のリミット〜

先日、婚約をしてふと最近思うことです。

皆さんは「親と過ごせる残り時間」を考えた
ことはありますか?

そもそも社会人になると、多くの場合1人暮らし
をしていて、両親と過ごす時間は減っていると
思います。

さらに、結婚をすると家族が自分の両親だけ
ではなくなります。

そうすると、お盆や正月などのイベントは
これまでは自分の両親に時間を100%充てて
いましたが、結婚をすると相手の両親にも
お会いするなど、自分の両親だけに会うという
ことは減るのではないでしょうか。

また、帰省などは旧友などとも再会する時間
としても使われるため、親だけにまるまる時間
を使うということも難しいです。

帰省先が遠方であれば、帰省回数なども減り
ますよね。

なお、このコロナ禍では多くの方が親と過ごす
残り時間を奪われたと思います。

では、人が産まれてから死ぬまでにどれだけの
時間を親と過ごすかと考えてみた時に、

幼少期から高校卒業くらいまではほとんどの方
が実家で暮らし、毎日親と過ごせます。

しかし、高校を卒業して就職する場合も、
大学や専門学校等に進学をする場合も、
親元を離れて生活をする場合は、既にここから
親との「残された時間」のカウントダウンが
スタートしているわけです。

私の場合は、大学卒業まで実家暮らしをして
いましたので、残された時間のカウントダウン
としては、就職して親元を離れてからになります。


では、この残された時間がどれくらいなのかが
今日のテーマとなりますが、実際にどれくらい
だと思いますか?

私なりの考えで試算をしてみたいと思います。

1年間に親と会う日数=6日と仮定

→正月、GW、お盆など

そのうち一緒に過ごす時間=4時間

→帰省などで24時間ずっと親と顔を合わして
 いるわけでもないですから、総務省統計局の
 社会生活基本調査によると、1日平均4時間
 程度とのこと

以上から、1年間で親と過ごせる時間は、

6日×4時間=24時間

1年間で1日分しか親と過ごせる時間はない
という計算になります。

さらに、日本人の平均寿命は2022年時点で、

男性が約81歳
女性が約87歳

という状況です。

となると、例えば両親が共に60歳と仮定した
場合の残された時間は、

父親:24時間×21年=504時間
母親:24時間×27年=648時間

日数で見た場合は、

父親:6日×21年=126日
母親:6日×27年=162日

ということになります。

多めに見積もったとしても、365日分も
多くの方がないはずです。

また、過去記事でも記載した「健康寿命」で
考えた場合、親が健康なうちに一緒に過ごせる
時間はさらに短いということです。

さらに、これは健康で平均寿命を全うした
場合の計算ですから、途中で親が亡くなった
場合などは、もっともっと残された時間は
少ないです。

ですから、親孝行をするならば「今」しか
ありません。

近隣にお住まいの方であれば、30分でも
いいから顔を見せることをする。

遠方の方であれば、帰省した際の時間を多く
とることや、旅行などを2回に1回は我慢して
帰省に充てるなどをする。

こういったことで、親との残された時間は
少しでも増やすことができますよね。

また、親に改まって親孝行をすることが
気恥ずかしいという方もいらっしゃるかも
しれませんが、最低限

・両親の誕生日
・結婚記念日
・母の日
・父の日

はしっかりお祝いをしてあげると喜んで
くれるのではないでしょうか。

親との残された時間をしっかり意識して、
大切にしてあげたいものです。

さらに、子から目線のだけではなく、
親からしても子と過ごせる時間は有限です。

そのため、日々健康に長生きできるよう
生活の工夫をしていきましょう。

また、自分亡き後も子供たちの生活は続きます。

自分は亡くなったとしても、毎年上記のような
日を遺族が忘れることなく、毎年健康に迎える
ためにも、家族への適切な保障をしっかり残して
あげることも大切かと思います。

生命保険はそういった自分亡き後のご家族への
最後のラブレターという役目もあります。

ぜひ、保険に関してご心配がある方は
ご相談いただければと思います。


それでは。

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