自由ってのは自分の中にルールのある人間だけが扱える代物だ

車輪の国名言集、第7弾はこのセリフです。

みなさん「自由」って好きですよね?何にも縛られずに自由に生きていきたいと思っている人も多いと思います。

「自由」と一言で言っても、身体的自由・心理的自由・時間的自由・金銭的自由など、さまざまな自由があります。この「自由」という言葉、誰も反論できない絶対的に善いものとされているように感じるのですが、本当にそうなのでしょうか?

例えば、嫌だった仕事を辞めて心理的にも時間的にも自由になった人がいるとします。本来ならば、心理的苦痛から解放されて時間に余裕もでき、自分の好きなことをできるのです。しかし、この人は一日中特に何をするでもなく、怠惰な生活を送ることになってしまいました。

この人は自律心がなかったからこのようになってしまったのです。自分の中に「こうしたい」や「なりたい自分」がなかったとも言えます。

多くの人が「自由」を求めていますが、自分の中にルールを持っていなければ、「自由」というのは扱いがとても難しいものです。ある程度外部からの制限があるほうが楽に生きられるとも言えます。

ただ「自由」になりたいではなく、何のために「自由」が必要かを考えなくてはなりません。「自由」を求めた先にあるものが何なのかを見つめることが大切なのです。


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