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2ヶ月半のメルボルン生活を過ごし、今思うこと。あの頃からの一年を振り返る。人生とは人と共に生きること。
メルボルンに来たのは、4月11日。今日から2ヶ月半ほど前だ。
日本を飛び立ち、人生で初めてのオーストラリア大陸に降り立ったとき、
僕はとてもワクワクしていた。
「必ず何かを変えてやる。」
その思いを持ち、オーストラリアに来た。
僕は去年の6月にバンクーバーからロサンゼルスに飛び、7月にロサンゼルスから日本に帰国した。
日本でタレント活動をやることが、日本に帰って来た理由だった。
その後タレント活動を始めるためにいくつかの事務所に履歴書を送ったり、
俳優時代の知り合いにコンタクトを取ってみたが、なかなか活動を始めることはできなかった。
気づけばもう8月末になっていた。
僕のお金は底をつき、生活費を借りないといけない状況になっていた。
東京の友人の家に居候させてもらっていたので、借りている部屋もなかった。
もちろん仕事もない。「日本に帰って来たら好きなことを必ず仕事にしてやる」
と思っていたので、お金が底を尽きてもアルバイトを探す気にはなれなかった。
でも、さすがに働かないとまずいなと思うようになり、僕はある決断をした。
「一旦実家に帰ろう。」
僕は格安夜行バスのチケットを買い、そのままバスタ新宿に向かった。
その帰りのバスでは、「これからどうしていこうか。」を考えることに必死で、
東京から京都までの8時間が全く苦にならなかった。
というか、8時間でも足りなかった。
東京を離れてしまう悔しさ。寂しさ。これからの不安。
初めて自分を責めまくった。そして暗闇のバスの車内で、僕は一人で泣いた。
実家に戻ったのだが、僕があまりにも情けない状況だったので、そのせいで親に叱られてしまい、結局実家に住むことはせず、ある倉庫に住むことになった。
10分に一回新幹線が通り、その度にガタガタ部屋が揺れる。それが夜の11時半まで続くところだ。
僕は今までの全てのキャリアを捨てて、大阪で全く違う仕事を始めることにした。
倉庫は京都にあったが、わざわざ大阪で働いたのは、京都よりも都会で、出会いの数がたくさんあると思ったからだ。
仕事は楽しかった。
天職かもしれないね。と言われたこともある。
でも僕は、「何かが違う」と働き始めてからずっと思っていた。
働いたのはいいものの、お金は全然稼げなかった。
自分の生活で精一杯。友達と遊びに行くこともない。
毎日仕事が終われば倉庫に帰り、倉庫の前にあるセブンイレブンのイートインコーナーで麻婆豆腐を食べながら、「俺って何やってるんやろな。」と思う毎日を過ごした。
そんな毎日を過ごしていたある日、一人のブラジル人と出会った。
ちなみに僕はスポーツジムで働いていて、そのジムのお客さんだ。
スタッフは40人ほどいたが、英語が話せるのは僕だけだったので、外国人のお客さんや留学生が来たら毎回対応していた。そこでマーカスと仲良くなった。
マーカスに仕事は何をしているのと聞くと、「インターネット上で教育教材などを作っている」言った。
少し面白そうだったので、色々深く聞いてみると、マーカスは起業家であり、YouTuberでもあった。
チャンネルを覗いてみると、マーカスのチャンネルには沢山のチャンネル登録者がおり、それを見た瞬間に、僕の心がゾクゾクするのを感じた。
「これだ!YouTubeを始めよう!」
僕はYouTubeをスタートさせた。
そして今年の2月、僕はジムを辞め、マーカスが住む、タイに旅行に出かけた。
そしてその後、またロサンゼルスに行った。
約2週間の旅が終わり日本に帰国する頃、僕はある決断をしていた。
それがオーストラリアに行くことだった。
そして2019年4月、僕はメルボルンに来た。
僕の思いは、「失うものは何もない。必ず何かを変えてやる」これだけだった。
この2ヶ月半で沢山の出会いがあった。
その出会いのおかげで、こっちに来る前には想像も出来なかったことが自分の目の前で起こっている。
今は、毎日ワクワクしながら生活している。
今日は日曜日だが、月曜日になるのが待ち遠し過ぎて、夜眠ることもできないくらいだ。
メルボルンに来てから、明らかに今までの自分とは違う生き方になっている。
何が変わったのかなと考えてみると、あることにたどり着いた。
それは、自分から行動したからだ。ということ。
僕のYouTubeチャンネルはまだまだ全然大きくないが、そのYouTubeを通して、
沢山の出会いがあった。そしてそのおかげでメルボルンでの生活がとても充実している。
どんな状況になったとしても、あの頃の思いは忘れない。
「自分には失うものは何もない。必ず何かを変えてやる」
この気持ちは毎日本気で思っている。これからも挑戦し続けたい。
僕たちの人生というものは、出会う人で本当に変わるのだなと、この一年の経験で沢山感じた。そして、もしかしたらその時出会う人間は、その時自分に必要な何かを与えてくれる存在なのかもしれないとも思うことがある。
人生で大切なことや、自分の本当にやりたいこと、自分の人生を充実させるものに出会うのは、地獄の中なのかもしれない。
鳥は空を飛ぶ必要があったから羽が生え、人間は海から陸に上がる必要があったから手足が生えたように、自分が持っているパワーを最大限出すには、地獄のような場所に一度身を置く必要があるのかもしれない。
だから僕はまた地獄のような状況に陥ったとしても、その状況を楽しむつもりだ。
次はどんな才能が出てくるのか。どこまで上がっていけるのか。
本当に楽しみだ。
2ヶ月半経った今、僕がやっている仕事は、ライフコーチ、パーソナルトレーナー、映像作成、留学生だ。
個人として仕事をし、お金を頂くという経験をしたのも、メルボルンに来てからだ。自分がやりたいこと、自分が自ら行動したことで誰かが感動したり、
感謝してくれたりすることはこんなに嬉しいことなのかと、実感することが出来て本当に良かった。
これからも沢山のことを学び、自分が出来ることを精一杯やり、沢山の人を元気にしていきたいと思う。
出会いに感謝。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
noteを読んでくださっている方、いつも本当に感謝しています。
これからもよろしくお願いします。 Ryoma Kobayashi