Ryoma Kobayashi

2022年から世界一周。旅で感じたことを伝えます。

Ryoma Kobayashi

2022年から世界一周。旅で感じたことを伝えます。

マガジン

  • もう二度と戻ってくることのない風景

    僕の日々の生活で学んだこと、気づいたこと、悩み、何でも書きます。

  • 写真集

    心が感じるままに写真を撮る。誰もがストーリーを持っていて、その瞬間に物語がある。

  • バンクーバー留学記

    バンクーバーで出会った、ある人間達との物語。 Do something Amazing everyday(何かやれば、面白い毎日なる) その言葉から始まった留学生活は、それまでの自分にお別れをし、新しい自分と出会うことになる日々だった。

最近の記事

  • 固定された記事

世界一周の写真集エッセイ本を、Kindleで出版します。

世界一周から帰国後、なかなかこのnoteを書くことが出来ませんでした。 でも、文章を書いていなかった訳ではありません。 旅中に書いていたこのnoteをもう少し深く掘り下げ、その文章とともに、 自分が世界を歩きながら撮った写真を合わせ、写真集エッセイ本を書いていました。 そして無事、Kindle出版することが出来ました 「26歳。だから私たちは、旅に出た。」 2022年。26歳になった男女は、仕事も家も、物も全て手放し、 世界一周の旅に出た。 パンデミック後の世界に、自由は

    • 旅を続ける理由。

      今週は北海道にいます。 春の日が差し込む温かい朝に、 僕は急にどこか遠いところに行きたいと思い立った。 僕にとってどこかへ行くときに何よりも大事なことは天気だ。 すぐに天気予報を確認し、この先数日間、天気が良い場所を探す。 そして僕は北海道に行くことに決めた。 17時の新千歳空港は、まだ冬の香りがする。さっきまでいた関西空港は、 半袖でも少し汗ばむほどの気候だったが、やはり北の国はまだ寒い。 でもそんな気温の違いが、とても遠い場所に来たような気にさせてくれて、僕は少し嬉し

      • 夢と目標を決めるときに大事なこと。

        今日は、僕がある大きな映画に出演したときのお話しをします。 前の記事にも書きましたが、僕は高校を卒業した後、生まれ育った京都を離れ、東京へ行きました。東京へ行った理由は映画俳優になる為です。 東京に引っ越した当時、僕は現地で知り合いも友人もいませんでした。 とりあえず無事にワンルームの部屋を借りることができ、残ったのは 30万円のお金だけ。なんとかアルバイトを見つけ、週6で1日10時間以上もアルバイトをする日々を1年ほど送りました。 俳優らしいことに時間を使うようになったの

        • 27歳になったから話せる、20歳の自分へ伝えたいこと

          今までの人生を振り返ってみると、何も分からないまま行動してすぐに失敗して、その失敗から色んなことを学んできたように思います。 僕は3人兄妹の長男で、昔から自分が外に出て経験した数々の失敗を、 下の兄妹に伝えてきました。それは単純に、僕と同じ失敗をする必要はないし、もっと早く前に進んでほしいと思うからです。そしてそれが長男という役目なのかなと思うこともあります。 27歳の僕が伝えることが出来るのは、まだ27年分の経験と失敗だけです。 でもそれは、必ずこの世界に生きる誰かの為に

        • 固定された記事

        世界一周の写真集エッセイ本を、Kindleで出版します。

        マガジン

        • もう二度と戻ってくることのない風景
          75本
        • 写真集
          9本
        • バンクーバー留学記
          5本

        記事

          人生の中で、「最悪だ」と思う出来事って、案外「最高」だったりする。

          どんなに嫌なことがあっても、苦しい日々が続いても、物事が上手くいかなくても、それは、いつか必ず良い出来事が起こる為に必要なことなんだ。 そんなふうに、僕は思うようにしています。 僕は思うようにしていますと言っても、昔からそんなふうに思っていたわけでもなく、いつもそんなふうに思えているわけでもなく、今でも頑張ってそう思うように意識しているのだけど。 「あぁ、あの出来事がなかったらこの人に出会っていなかったな。この人に出会ったから今の自分の状況があって、この人に出会っていなかっ

          人生の中で、「最悪だ」と思う出来事って、案外「最高」だったりする。

          物に支配されている人生。苦しみと犠牲が人生で尊いんだ。痛みから逃げるな。

          「お前は物に支配されている。」 「痛みを感じろ。苦しみと犠牲が尊いんだ。痛みから逃げるな。人生で最高の瞬間を味わえ。」 「いつか必ず死ぬって事を恐れず心にたたき込め! すべてを失って真の自由を得る。」 「我々は消費者だ。ライフスタイルに仕える奴隷。殺人も犯罪も貧困も誰も気にしない。」 これらは、映画「ファイトクラブ」に出てくるセリフたちです。 「主人公は、大手自動車会社に勤務するサラリーマン。主人公が住む高級コンドミニアムには、高級な家具や衣服が買い揃えられており、

          物に支配されている人生。苦しみと犠牲が人生で尊いんだ。痛みから逃げるな。

          誰かの人生を追い求める人生。自分の人生を追い求める人生。

          僕たちは、自分がこの世界で唯一無二の存在であることをすぐに忘れてしまう。でも自分がそんな当たり前のことを忘れているだなんて、ほとんど みんな思っていない。 高校を卒業したら大学に進学したほうがいい。 新卒で入った会社をすぐに辞めるのは良くない。 仕事を辞めたらすぐに転職活動をしないといけない。 この歳にもなってアルバイトなんてできない。 夢を追いかけても良かったのは学生の頃だけ。 夢を叶えられなかった自分は、特別な才能のない人間なんだ。 収入はこれだけないといけない。 結婚

          誰かの人生を追い求める人生。自分の人生を追い求める人生。

          世界一周旅の最後の日。〜ロサンゼルス〜

          日本から、夕日が沈む西の空に向かって旅を続けてきた。 何十回も飛行機に乗り、何十個ものホテルを転々とし、何十カ国もの国を歩き、見たことない景色に感動し、初めての体験に心を動かされ、僕は今、アメリカ、ロサンゼルスにいる。 僕はこの場所で夢を抱き、これまで人生を歩んできた。 何もかも、この場所から始まっている。 初めてロサンゼルスに訪れたのは、僕がまだ8歳の頃。父親の仕事についてきた僕は、父の仕事の合間に色々な場所へ連れて行ってもらった。いつからか、僕が外国に憧れを抱いたのも、

          世界一周旅の最後の日。〜ロサンゼルス〜

          自由と幸せ。

          オランダの魅力は、なんと言っても自由である。 大麻、キノコ、売春、同性婚、安楽死など、日本では考えられないようなことが許されている国、それがオランダなのだ。 アムステルダム駅で電車をおり、僕たちは街の隅々まで歩く。 途中、水が飲みたくなった僕はコンビニエンスストアに入った。 中に入った僕の目に最初に飛び込んできたのは、大麻食品ときのこだ。 日本でコンビニエンスストアに入り、少しお腹が空いたからレジ横に置いてある豚まんを買おうということと同じように、ここオランダでは大麻とき

          自由と幸せ。

          パリで感じた、人生の豊かさと生きる意味。

          僕はパリの街を散歩するのが、今まで訪れたどの街よりも楽しかった。 8月だというのに、風は冷たく、日差しも強くない。建物は全てが美しく、 ただ街を歩いているだけなのに、自分が少し大人になった気分になる。 僕はルーブル美術館へ訪れた。時は夕暮れどき。西の空には美しいパリの街を輝かせる太陽がいる。夕日に照らされたワンピースを着た女性が、 バイオリンでクラシックを演奏していた。 僕はその音色に導かれるように、演奏する女性の前まで来た。 今まで何度かバイオリンの演奏を聴いたことはあっ

          パリで感じた、人生の豊かさと生きる意味。

          自由な生き方、楽しみ方、本当の豊かさ、世界一の気候。スペインにはその答えがある。

          自由な生き方、自由な表現、自由な思考、人生の楽しみ方、世界一住みやすい気候、世界一美しい夕日、世界一の音楽、世界一の食。 それらを体験したければ、スペインに来るといい。 もし人生を変える旅に出たいのだが、どこの国に行けば良いですか?と質問されたら、僕は間違いなくスペインと答えるだろう。 この場所には、僕たち日本人にとって、そういった力がある。 人間は、どのようにして人生を楽しむのか。 人間は、どんなことを大切にし生きていけば幸せになれるのか。 人間には何が必要なのか。 本

          自由な生き方、楽しみ方、本当の豊かさ、世界一の気候。スペインにはその答えがある。

          今はただ、世界中を旅して、、、

          モロッコ、マラケシュから車で10時間。僕はサハラ砂漠にいる。日常から離れ、毎秒変わり続ける新しい景色たちを心で受けとめ、一つ一つを自分のものにしてきた。でもサハラ砂漠から見た夕日は、今まで僕が出会ってきた景色の中で、日常とは一番かけ離れた景色だった。地平線まで続く砂山、50度というとてつもない暑さ、砂の奥に沈む太陽、そしてラクダの行列。 世界中を旅して見た夕日だけでも、誰かに共有したいなって思う。今はただ、そういうふうにしか思うことができない。

          今はただ、世界中を旅して、、、

          世界一周航空券をほとんど無料で取る方法。〜ドブロブニクからローマ〜

          一般的にはあまり知られていないが、この世には世界一周航空券というものがある。僕は現在スターアライアンスの世界一周航空券を持って、旅をしている。この航空券は距離によって値段が変わり、エコノミークラスの最短距離だと、40万前後、北半球と南半球を行き来するようなルートを組むと100万円近くになる。 僕は北半球のみ、計7都市に発着するルートを組んでいる。このルートの航空券の料金は60万円くらいだったが、僕は払っていない。実はこの世界一周航空券は、ANAのマイルを使って取ることができ

          世界一周航空券をほとんど無料で取る方法。〜ドブロブニクからローマ〜

          旅をするにあたって一番大事なことはお金ではない。〜イスタンブールからドゥブロブニクへ〜

          僕よりもお金を持っている人は、この地球上にどのくらいいるのだろうか。多分60億人くらいいると思う。でも旅をするにあたって一番必要なものは、お金ではない、健康だ。 僕たちが生きるこの21世紀は、大移動時代になった。それは、LCCというものが誕生し、今までお金持ちしか行くことができなかった海の向こうに安価で誰でも行けるようになったからだ。 僕は今クロアチアのドゥブロヴニクにいて、これからイタリアのローマに行くのだが、飛行機のチケットは片道4000円だ。スカイスキャナーを見てみる

          旅をするにあたって一番大事なことはお金ではない。〜イスタンブールからドゥブロブニクへ〜

          バンコクからイスタンブールへ。

          イスタンブールについたとき僕がまず思ったことは、こんなにも気候がいい場所が地球上にはあったのかということだった。 日本の夏とは全然違う。日本の秋のような感じでもない。とにかくとても過ごしやすい。 気候というものは、人間の気分を決める大きな役割を担っている。バンコクにいたとき、旅をすることが億劫に感じることが何度かあった。でもそれは、バンコクの蒸し暑い気候のせいだったということに、僕は気がついた。なぜならイスタンブールの街を歩いていると、気分が下がることがないからだ。この気候

          バンコクからイスタンブールへ。

          バンコクからチェンマイ、そしてパーイへ。〜人生を変えてしまうパーイという町〜

          チェンマイにある人気のパン屋さんへ行ったときだった。このお店は8時が開店時間で、僕は8時50分くらいに行った。すでに店は満席状態だったので、僕はパンとコーヒーを注文し、席が空くのを待つことにした。5分くらい経った頃、3人がけのテーブル席が空いた。 僕の前にいた2人組がその席に座り、二人は僕に、良かったら一緒に座ってくださいと言ってくれた。僕はその席に座った。 僕は二人にWhere you guys from?と聞いた。すると一人は、ポーランドと答え、もう一人はドイツと答えた

          バンコクからチェンマイ、そしてパーイへ。〜人生を変えてしまうパーイという町〜