コーヒーが飲みたいのか?それとも、カフェの雰囲気を味わいたいのか?
皆さんこんにちは、リョウマです!
僕が住んでいるメルボルンという街は、コーヒーがとても有名で、
たくさんのカフェがあります。
その為、カフェ激戦区になっており、バリスタのレベルも世界トップクラスで、
何かの大会で優勝したとか、世界チャンピオンになったとか、そんな方達がたくさんおられます。
そんなメルボルンの中でも、大人気店のカフェに行った時に、
僕はあることを思いました。
それは、
この並んでいる人達は、本当にこのコーヒーが飲みたいのか?
それとも、この雰囲気を味わいたいのか?
まぁ、どっちもです!と言う方も、中にはおられるかもしれません。
でも僕がなぜそう思ったかと言うと、
僕自身が、コーヒーの味よりも、カフェの雰囲気を味わいたい。ということに
気がついたからです。
僕もコーヒーは大好きで、美味しいコーヒーが飲みたいです。
でも、それ以上に、カフェに対して求めるものは、
場所、雰囲気、リラックス出来るか?などです。
そしてこれは、これからの時代へのヒントになるなと思いました。
現代では、情報が世界中に、ほぼ平等に広がっていて、皆がたくさんのことを知る事が出来ます。
コーヒーのレシピなども、
例え、物凄く美味しいコーヒーの作り方を発明したとしても、すぐに誰かにマネされます。
それが、共有の時代になった今の形です。
そうなれば、誰でも練習すれば、美味しいコーヒーは作れるようになる。
だから、こんなにも沢山美味しいコーヒーが飲めるカフェがあると思っています。
そうなると、味で勝負するのは難しくなってきます。
だったら何で勝負するか?
それが、場所だったり、店の雰囲気です。
僕みたいに、コーヒーの味も大事だけど、それ以上に、カフェの雰囲気が大事という方も、沢山おられるのではないでしょうか。
今僕が話したことを、シンプルに言葉するとこうなります。
何を買うか。ではなく、誰から買うか。
今回話したかったのはこれです。
このコーヒーの話しは、人間にも置き換える事が出来ます。
それはこれからの時代で、生きていく為にとても必要なスキルだと、
僕は思っています。
情報で溢れている今、僕たちが新しいことを生み出して、それを世の中に広め、
自分だけの物にするというのは、とても難しいことです。
今の世の中には、凄いスキルを持った、大勢の美容師や、パーソナルトレーナー、
修理屋、掃除屋、シェフ、寿司職人、バリスタ、などの方がおられます。
そうなると、なかなか技術面だけで、皆と差をつけようとしても難しいし、
仮に差をつける事ができたとしても、お客さんはそれに気づいてくれない事がほとんどです。
じゃあどうやって、他のライバルと差をつけるのか。
それが、誰かから買う。誰かに頼む。の誰かになることです。
僕も、あの人から買いたい。とか、あの人にお願いしたい。と思っている人がいます。でもその人が、世界で一番その分野で凄い技術を持っているかと言われたら、
そうです。とは言えません。
でも最低限以上のスキルはあるし、何よりも、
その人が人間的に好きだからです。
これからは、必ず誰かになる必要があると僕は思っています。
その誰かになる為に必要なことは、沢山あると思いますが、
僕が一番大事にしたいと思っていることは、
相手を思いやる気持ちです。
これをしたら相手は喜んでくれるかな?
〜さんは、これが好きだからこれをやってみよう。あげてみよう。みたいな気持ちです。
そして自分のことを考えることは大事ですが、それが結果的に、
相手を蹴落としてしまったり、裏切ってしまったりすることは良くないと思います。
常識的に良くないのではなく、それをやったところで最終的に、
自分の利益にはならないということです。
だからこそ、相手を思いやり、相手の為に何をすれば良いのだろう。
ということを考え、与えていく事が、誰かになる為に大事な事なのだと、
僕は思います。
先日読んだ本の中に、面白い言葉が乗っていたので、その言葉をここでシェアして終わります。
「私たちの継続的な関係はあなたにとって価値のあるものなので、私の利益を考えることがあなた自身の利益になる。」
TRUST 著者 レイチェル・ポッツマンより引用。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
Ryoma Kobayashi
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