【感想】 『吸血鬼ドラキュラ』
こんにちは、須賀マサキです。
ときどきアップする読書メモ。今回は『吸血鬼ドラキュラ』です。
といってもブラム・ストーカー作のものではなく、菊地秀行氏がYA向けにリライトしたものでした。
ずっと前に子供向けのコーナーでハードカバーのものを見つけ、読んでみたいと思っていました。でも「寝落ち前提の読書で、ハードカバーは凶器」という思想があるので、スルーしていました。
数年前にたまたま文庫になった本をブックオフで見つけて、値段の安さに負けて買ってみました。でもすぐに読めばいいのに積読本タワーに入れたまま忘れていました(デックオフで買うとハマる罠)。
最近本の整理をしていて、偶然見つけ読んでみました。
正直なところ、ストーリーを知り尽くしている小説は、リライトとはいえ読書意欲は少し減退します。
でもブラム・ストーカーのドラキュラは、分厚い上に、ストーリーが、日記や手紙などで書かれているので、ちょっと解りにくいところもあったり、迫力に欠けるところもあったりして、好き嫌いがあると思います。
菊地氏のリライト版は、ストーリーは忠実、でも若干キャラクタの設定を変えつつも、迫力のあるものでした。
日本では人気のある吸血鬼ジャンルですが、原点にあたる『吸血鬼ドラキュラ』『吸血鬼カーミラ』などを読んだことのない人も多いのではないでしょうか。
ブラム・ストーカーは読みにくいけど原点には興味がある、という方は、菊地氏のリライト版を読んでみてはいかがでしょうか。
ああ、もう古本屋でないと手に入らないか……。
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