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湯河原のホテルで「副反応療養所」という宿泊プランを使ってみた。

すでにワクチン接種率も70%を超えており、ほとんどの人には不要な情報かもしれませんが、全国の宿泊業界の人たちの参考になればと思い、この記事を書き残しておきます。


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先日、2回目のワクチン接種をした際に、一部界隈では話題になった湯河原の「THE RYOKAN TOKYO」でリリースされた【 ゆがわら副反応療養プラン 】を利用してきました。

僕自身はアドレスホッパーなこともあり、発熱した場合にゆっくり療養できる場所に困っていたので、すぐに使うことを決めました。


どんなプランなの?

その名の通り、ワクチン接種後の副反応を療養する人向けの宿泊プランとして販売されました。

特徴としては

・2泊3日(5食付) 30,200円
・消化の良い料理を届けてもらえる
・ポカリや冷えピタが用意されている
・困ったらスタッフを頼ることができる
・副反応が出なかったら温泉にも入れる

という感じ。

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実際の利用の流れを写真で振り返る

まず、僕自身は小田原市民なので、小田原でワクチンを接種してから湯河原に向かいました。(モデルナ)

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小田原駅直結の場所が接種会場だったので、すぐに電車に乗って湯河原まで15分程度で到着しました。この間の体調の変化は特にありません。

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時間が合えばホテルまでの無料送迎バスに乗ることができるんですが、今回はワクチン接種の時間が決められていたので、時間が合わずに断念。

湯河原駅前で捕まえたタクシーでホテルまで向かいました。ちなみに、料金は1,550円。かなりの山道なので荷物の多い方はタクシーが無難かなと。

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施設に着いたらすぐにチェックイン。働くスタッフ全員が2回接種済みとのことで、「困ったことがあればすぐにフロントに電話してください」と言ってもらえてました。

1回目でも39度近い発熱をした僕は、この一言で随分安心したのを覚えています。Twitterでは批判的な意見も飛び交っていたようですが、個人的にはめちゃくちゃ助かるプランに感じていました。

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今回、案内されたのは、フロントから最も近い和室の部屋でした。宿泊者が少ない日だった上に部屋割りはランダムだったのかもしれませんが、フロントに近いのも安心材料になりました。

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部屋に着くと、本プランの最大のポイントでもある副反応用のアイテムが置いてありました。

内容は

・体温計
・オーエスワン500mL×1
・ポカリスエット500ml×2
・熱ピタ 2枚入り 2セット

です。解熱剤の用意はないのでしっかりと持参しておきました。

ちなみに、部屋からすぐのところに自動販売機もあり、ポカリは追加で2本ほど買い足しました。

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一応、発熱しなければ館内のカフェスペースにも滞在してOKとのこと。

今回はゆっくり過ごすことはできませんでしたが、本の貸し出しだけ利用しました。

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初日はチェックイン直後の18時に夕食が届きました。メニューは「親子丼」

成人男性からすると少し量が足りない感じもしましたが、美味しくいただいてオンラインミーティングなどを行って就寝。この時点では腕の痛みだけがありました。

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翌朝起きると38度台の発熱。案の定、かなり高めの熱が出ました。写真は撮り忘れましたが、朝食は部屋の冷蔵庫に「ゼリー」「フルーツ」「プリン」が入れてあり、自由に食べる形式でした。

午前中はあまり寝れず、12時になると昼食が届きました。メニューは「うどん」です。自室のケトルで沸かしたお湯を注ぐと温かい状態で食べられるように工夫されていました。体調が悪くてすぐに食べれない人に対しての配慮なのだと思われます。(梅干しがマジ美味かった)

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昼食終了時で38度前後。午後はしっかりと爆睡しました。

寝ている中、18時に夕食が届きました。ノック式なので深い眠りについてると気づかない可能性もある気がしました。メニューは「お茶漬け」です。

昼食と同様にお湯を注いで温かい状態で食べられるようになっています。

ちなみに、夕食はすぐに食べる元気がなく、23時頃にいただきました。

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翌朝(3日目)に目を覚ますとすっかり気分も良くなり、熱も36.5度の平熱に。

38度台の発熱によって汗臭かったので、朝から温泉に入りました。かなりぬるめのお湯だったので、もう少し温かいといいなぁ。。。(関係ないけど)

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この療養プランで最大の良さは、チェックアウト時間が遅いことだと感じました。通常は10時チェックアウトなのですが、本プラン利用者は13時まで部屋で過ごすことができます。

僕は朝起きた時点で熱が下がっていましたが、この3時間の違いで体調の回復度にものすごい差が出る人もいるんじゃないかなと。

さらに、12時には昼食の「雑炊」も届いて、最高の気分でした。(体調良すぎてめっちゃ仕事してたのは内緒です)

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帰りについては、13時に宿の無料送迎車を用意してくれたので、湯河原駅まで送っていただきました。通常は 9時 or 10時 の2便のみなので、おそらく本プランの宿泊者専用で用意してくれたのだと思います。

個人的にはかなり助かりました。

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という感じでチェックアウト。


副反応療養プランを使ってみた感想

もしかするともう使う人はいないかもしれませんが、実際に使ってみた感想を書いておくと、

・発熱してもすぐにスタッフを頼れる安心感はあった。一人暮らしの人などは自宅で療養するよりも何十倍も治すことに集中できると思う。
・ご飯をちゃんと用意してもらえるのもめちゃくちゃ良かった。1回目の接種のときはご飯のことを考えるのが億劫だったので、正直めちゃ楽でした。
・ただ、食事の量は療養者向けに考えられているので、もし発熱していなかった場合にはめちゃくちゃ物足りない気がしました。併設のカフェで頼めば良かったのかな?
・チェックアウト日の温泉利用を遅い時間まで出来ると嬉しかった。もし朝時点で体調が万全じゃなかったらお風呂に入れずに帰らなければならない事態になっていた気もする。

という感じかなと。


ニッチな需要だったかもしれないですが、僕にとっては超絶ありがたいプランでしたので、今後も「利用者目線で求められるプランを作る」というマインドは頭に入れておきたいなと思いました。

THE RYOKAN TOKYOの皆さん、ありがとうございました!



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(近況とかの予断を書いてます)

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