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クリスマスツリーへのあこがれ
クリスマスが近づいて来ました。クリスマスだからといって、特別なことがあるわけではありません。しかし、「クリスマス」という響きにはワクワクします。
クリスマスツリーへのあこがれ
週末、娘がクリスマスツリーを飾ってくれました。このクリスマスツリーは、結婚した年のクリスマス前に買った宝物です。私は、子どものころから大きなクリスマスツリーを家に飾るのがあこがれでした。しかし、私が子どものころに住んでいたアパートは狭いアパートで、クリスマスツリーを置く場所はどこにもありませんでした。いつもお膳の上に小さなクリスマスツリーが置いてありました。
私が大きなクリスマスツリーにあこがれたのは、アメリカから届くクリスマスカードでした。私の叔母がアメリカ人と結婚をしてアメリカで生活をしています。その叔母から届くクリスマスカードには、大きなクリスマスツリーが描かれ、そのツリーの下にはクリスマスプレゼントが並べられていました。私は、その光景にあこがれていました。
青春時代のクリスマス
私は、高校生のころから横浜で遊ぶようになりました。根岸駅から坂を上ると、ユーミンの「海を見ていた午後」で歌われた「ドルフィン」に着きます。そこから、港との見える丘公園、外人墓地、元町、中華街がお決まりのコースでした。また、当時は立入禁止だった赤レンガ倉庫にも入り込んで遊んでいました。
20代のころ、山手にある「TOYS CLUB(ブリキおもちゃの博物館)」に「Christmas Toys」という一年中クリスマスグッズが売られているお店がオープンしました。私は、そこが大好きで一年に何回も通っていました。今では、一年中クリスマスグッズを販売しているお店も増えました。しかし、当時は、「Christmas Toys」だけでした。
「Christmas Toys」では、毎年、クリスマスになると庭が解放され、そこでクリスマスケーキが振舞われます。(今年は中止です)いつも、女の子と、そこに行くことだけを一年の目標にしていました。
大きなクリスマスツリーとの出会い
そのころ、山手の洋館の窓の向こうに大きな大きなクリスマスツリーを見つけました。そのとき、やっぱりいつか大きなクリスマスツリーを買おうと決めました。
大きなクリスマスツリーを買ったのは20年前です。それ以来、毎年、オーナメントを一つづつ増やしています。それも今は、子どもたちの役割になりました。これから、ツリーの下には少しづつプレゼントが増えていきます。
我が家のクリスマス会は、プレゼント交換をします。今年は、一人500円までになりました。子どもたちがアルバイトを始めたからです。家族それぞれ、プレゼントを買って来るとクリスマスツリーの下に並べます。私は、少しづつ増えるプレゼントを見ながら、クリスマスを待っています。