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ご注文ありがとうございます

クッキーの注文をいただきました。ありがとうございます。

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私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所の一つに「生活介護事業所」と言い、障がいのある人が、日中に受注作業や創作活動をする事業所があります。また、そこでは利用者の希望に応じて幾つかのグループに分かれて活動をします。

製菓グループの活動

グループの一つに、製菓グループがあります。製菓グループでは、クッキーとバナナブレッドを作っています。下の写真は、売れ筋のバナナブレッドです。しかし、今はコロナ禍で販売する場所がなく、作ることができません。

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毎年、夏になると地域や保育園の夏祭り・盆踊りに呼んでいただき、そこで販売をしていました。忙しいときは、お祭りが重なったり、土日連続ということもありました。夏のイベントは、暑くて大変です。それでも利用者の皆さんは、はりきって販売をしていました。

また、利用者の中には、お菓子の販売より、お祭りが気になって仕方のない人がいます。気がつくと持ち場をはなれて、盆踊りの輪に加わっています。皆さん、楽しみにしていました。しかし、今年は、すべて中止です。

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製菓グループの苦悩

他にも会議用のお茶菓子の注文がなくなりました。今まで、地域の会議や集まりに事業所のお菓子を使ってもらっていました。それも今は、飲食禁止となり、注文がありません。

販売先がないとバナナブレッドやクッキーを作れません。お菓子の売り上げは、利用者の工賃になります。このままでは、工賃が大幅に下がってしまいます。また、問題は、工賃だけでなく利用者の活動がないことです。今日も利用者の一人が「髙橋さん、今度、お菓子いつ作れますか?」と聞きにきました。淋しそうです。がんばって販売先を探しています。

ただし、難しいことは、注文がたくさん入りすぎるとすぐにパンクしてしまうことです。大量生産ができません。以前、大量の注文を受けたために、利用者のペースがくずれたり、納期が間に合わず最後は支援者だけで作ってしまったことがありました。

まだまだ乗り越えなければいけない課題がいっぱいです。

今回は、注文をいただけた喜びの報告と、ちょっとだけ宣伝を兼ねて記事にしました。

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