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理事長に再任です
本日、理事長に再任されました。引き続き、社会福祉法人の理事長をさせていただきます。しかし、再任されるたび、そろそろちがう人の視点も必要だなぁ…と思います。しかし、なかなか後任が見つからず困っています。と、いうことは、私が新しい視点にならなければいけないということです。
私が経営する社会福祉法人は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業は、相談、生活介護、地域活動支援センター、グループホームとたくさんあります。しかし、一つひとつの規模が小さいので社会福祉法人としては、最小規模の法人です。
社会福祉法人を作る
私の法人は、複数の無認可小規模作業所が集まって一つになりました。無認可小規模作業所は、障がいのあるお子さんを持つ家族が自主運営をしていました。しかし、自主運営にも限界があり、それをまとめて今の社会福祉法人を作りました。
私は、その内の一つの作業所の支援者でした。社会福祉法人の経営を知らないまま、法人の理事長に就任してしまいました。そのため、法人設立以来、トラブルの絶えない法人です。利用してくれている人や働いてくれている人に申し訳ないと思うことばかりです。
トラブル続きの社会福祉法人
法人ができてすぐ、ちょうど17年前の今ごろ(6月下旬)のことです。所轄庁に呼び出され、指導を受けました。法人設立後の手続きを一つ忘れていました。そのときは「そんなことも知らないで法人を作ったんですか」と言われ、ケンカになりました。法人を作ってすぐにくじけました。行政は、法人を作るまでは懇切丁寧に教えてくれます。しかし、法人ができたあとは、少し冷たかったです。(担当者のせいかなぁ…)
その後も、いろいろなトラブルが続きました。私の法人は、まったく別々の事業体が一つになってできました。そのため働き方やルールがバラバラでした。その関係で労働問題が起きました。また事業所間の距離が離れていたたため、情報共有が不十分でした。一つの事業所が地域住民と不仲になっていることに気がつきませんでした。また、利用者の家族ともめたこともあります。事故もありました。私の力不足で、皆さんに迷惑をかけてきてしまいました。
アドラー心理学で立ち直る
いろいろトラブルがありました。しかし、同じトラブルは繰り返していないということで、失敗から立ち直っていると勝手に思い込んでいます。また、最近は地域の皆さんからたくさん誘いを受けるようになりました。誘っていただけるというのは幸せなことです。誘いにしっかり応えていきます。
ただし、次の理事長のことも考えて行かなければいけません。2年前は、理事長を退任すると決めていました。そのころは腰痛がひどく歩くのが辛い時期でした。しかし、十分な引継ぎができず、後任を決めることができませんでした。今は、長期目標を「人材育成」としてコンサルティング業者と連携をしながら次世代の育成に力を入れています。
理事長になって17年目になります。かつて、トラブル続きで落ち込んでいるときに出会ったのがアドラー心理学です。そこから私の人生が大きく変わりました。その後、この福祉サービスの分野にアドラー心理学を根付かせたい、そう思うようになりました。これからも、「理事長」という立場と責任で、アドラー心理学をベースにしたサービスを発信していきます。よろしくお願いいたします。
連続投稿1000日まで、あと96日。