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なぜ、マインドフルネスが良いのか。

私が世の中にマインドフルネスが必要だと思っている理由

会社員時代、後輩と話す機会が多かったり、
独立後もヨガ指導やセッションを通して、
人と深い話をすることが多かったりする中で、
人が”ネガティブ”になる理由の傾向が見えました。

それは、”未来への不安”です。

計画的にやっていくことは大人として素晴らしいこと。
ですが、明日起きることなんていうのは、まだ誰もわからない。

まだ起きていない、決定していない未来のことに
押しつぶされそうになって苦しんでいる人が、
今の世の中結構多いのです。。。

人間関係のこと、経済的なこと、漠然とした将来の不安・・・

更にそこから自分の中でストーリーを展開し、決定して、
不安を大きくしてしまっている。
大きくなった不安が凝り固まり、
可能性があるのに挑戦できなくなっていたり、
適切な判断ができなくなっていたり、
物事の本質が見えなくなってしまっていたりする。

そして、そのことにも気づかずに、
毎日めまぐるしく思考を忙しくグルグル回しながら過ごしているのです。

外界の情報や、自分自身の感情に振り回されている”散漫な状態”というは、「今、この瞬間」にはいないことになります。
身体はここにあるけど、”意識”は今ここにないのです。
だから、「今」、事実が見えないし、本当は何が起きているのかわからない。
このことを、「マインドレスネス」といいます。

マインドレスネスは、心ここにあらずの状態のこと。

自分はどこにいて、何を感じ、何を思い、誰と話しているのかということが、わかっているようで、わかっていないのです・・・・

”今”がぼやけたり、流れてしまっているという感じ。


この現象は、なぜ起きるのでしょうか。

原因はたった一つ

「今」にいないからなのです。

今にいるということにフォーカスしていくと、
それらはすべて「気のせい」なんだということに気づきます。
全部、本当に気のせいなんです。

不安も、恐怖も、イライラも、、、
気のせいなんですよね。

ここに気づけるか、気づけないのかで、
これからの時代は、大きな差が生まれます。

現代におけるマインドフルネスの重要性

1. 情報過多と散漫さ

30年ほど前、インターネットの普及によって、
世の中はものすごいスピードで大きく変化し、
今、世界には情報が溢れています。

SNSの更新やニュース、メールの通知など、
常に新しい情報が、圧倒的に私たちの注意を引きます。
集中しようとしていても、この状態では集中力が分散し、
効率的に物事を進めるのが難しくなります。
PCに例えると、キャッシュが溜まりまくっている状態。
私たちが1日にインプットする量は、平安時代に生きている人たちの一生分。
私たちの脳は、いつフリーズしてもおかしくない情報量なのです。
マインドフルネスは、意識的に今この瞬間に集中することで、
キャッシュクリアし、注意力を高め、効率を向上させる手助けをします。
医療やビジネスシーンにも起用されているのは、
この理由が多いでしょう。

2. ストレスとメンタルヘルス

日本では、働き方の変化や生活の忙しさから、
ストレスやメンタルヘルスの問題が増加しています。
残念なことに、日本の幸福度は、先進国のなかでワースト1位。
特に、過労や孤独感、精神的な疲労は深刻な日本の社会問題です。
私が一番変化させたいのは、ここなんですよね。。
日本のマインドが変化すると、どんなにより良い国になることでしょう。。

マインドフルネスの実践は、ストレスを大幅にカットすることができます。ストレスを和らげるだけでなく、心にスペース(余白)を持つことを促します。
心と身体は繋がっている。
定期的に自分と関わる時間を持つことで、
精神的な健康を保つことができます。

3. 生活の質の向上

多くの人が「忙しさ」に追われ、本当に大切なものを見失いがちです。
本当に大切なものとは、もしかすると言葉にならないような感覚かもしれません。
マインドフルネスは、日常生活の中で自分の感覚や感情に気づくことを促し、今この瞬間を大切にする姿勢を育みます。
これにより、日常の小さな幸せや充実感を感じやすくなります。

4. 人間関係の希薄化

デジタルコミュニケーションが普及する一方で、
対面でのコミュニケーションが減少し、
孤独感を感じる人が増えています。

マインドフルネスを実践することで、自分自身を深く理解し、
他者への共感力も高まります。
基本的に、他者を見て感じることは、自分自身を投影しています。
自分の理解が深まると、相手のことも理解できるようになり、
共感したり、寄り添えたりする力が育まれます。
ポイントは「思いやり」。
もっと思いやりが世界になったらいいなと思っています。

5. 身体的健康の向上

ストレスは身体に影響を及ぼします。
”病は気から”とは、本質的な言葉です。
マインドフルネスで一番わかりやすい効果、リラクゼーションです。

身体の緊張を和らげることで、健康を維持する手助けになります。
研究結果からでも、マインドフルネスが身体的な健康に
良い影響を与えることが示されています。

6. 変化の受容

現代は変化の激しい時代です。
仕事の環境やライフスタイルが急速に変わる中、柔軟性が求められます。

心がカチカチより、ゆるゆるの方が生きやすいのです。
私はよく、ヨガの指導でも、緊張感と力を抜くことをお伝えしています。
マインドフルネスは、変化を受け入れ、自分の反応を観察する力を養います。
これにより、困難な状況でも、やわらかく冷静に対応できるようになります。

まとめ

これらの理由から、マインドフルネスは現代において
非常に重要なスキルとなります。
理論や基本的な実践を知っているだけでも生きやすくなるでしょう。
毎朝歯をみがくように、現代を一生懸命生きている人たちにとっての、
一人一人のルーティーンになったら良いと思っています。
心の健康、身体の健康、そして人間関係の質を高めるために、
日々の生活に取り入れてみることをお勧めします。

少しの実践からでも、その効果を感じることができるでしょう。

今、の社会をつくっている私たち大人のマインドが安定したら、
きっと今よりももっといい世の中になります。

そんないい世界を、
これからの可能性があるこどもたちにバトンタッチしたいですよね。


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