チャンスは死に物狂いで掴むものという豊臣秀吉が詠んだ歌
こんにちは、両兵衛です。
日本史上最も出世した人物といえば、豊臣秀吉の名前が挙がるのではないでしょうか。信長のもとで出世していくわけですが、きっと数々の無茶振りがあったんでしょうね。
大河ドラマで竹中直人さん演じる秀吉が、「心配ご無用!」と信長の期待に必死にこたえていった映像が思い浮かびます。
こうした目の前のチャンスを確実に掴んでいったからこそ天下人まで登りつめたのでしょうね。
「備前老人物語」という逸話集には、そんな秀吉が詠んだとされる歌が載っています。
武辺をば今日せず明日と思いなば
人におくれて耻の鼻あき
ここでいう武辺というのは合戦で手柄を立てるという意味でいいかと思います。
今日手柄を立てることができないなら、明日頑張ればいいやと思うであろうが、そんなことでは手柄を立てることはできない。
チャンスは一度と思い掴み取らなければ、明日も手柄を立てた人の鼻を明かすどころではなく恥の上塗りとなるだろう。というかんじでしょうか。
本能寺の変で信長が斃れたとき、秀吉は備中高松城(岡山県)で毛利軍と対峙していました。大急ぎで和議を取りまとめ、中国大返しと言われる驚異的なスピードで駆け戻り、山崎の戦いで明智光秀を破ります。
まさにこのときチャンスは今日限りと死に物狂いで掴みにいったからこそ、秀吉はその後天下人へ登りつめることができたのでしょう。秀吉のようなチャンスを見極める目と、掴みに行く行動力を持ちたいものです。