Don't【ルックバック】in anger映画感想#3
今日は、早起きして8時30分上映の映画ルックバックを鑑賞しました!
2021年7月にジャンプ+で無料オンライン公開されていた漫画の映画化です。
当時、コロナ禍でお家時間として妻とTSUTAYAで漫画をレンタルすることにハマっていまして、チェンソーマンやファイアパンチで藤本タツキさんの漫画をよく読んでいました。そんな中、ネット漫画ルックバックを妻が見つけてきて読んだ記憶があります。
当時感動を覚えたけど、ストーリーや展開重視の私にはこの説明できない面白ろさに戸惑いを覚えたのを覚えている。
映画に関しては、基本的に漫画の展開に忠実で、中身はほぼ同じ。でも、躍動感だったり、登場人物が実際に動いて話す。これが感動を増幅させる。
ストーリーとしては、
主人公藤野が学校新聞で4コマ漫画を連載しており、クラスではその漫画の画力と面白さで人気者的な存在だ。そこにもう一人の主人公の京本が同じく連載を始める。京本は引きこもりだったが、絵を描くことが好き?で、すでにとんでもない画力を持っている。
負けず嫌いの藤野は京本がクラスで一目置かれるようになり、負けじと絵の勉強を始めるが…といった始まり。
(↑まったく内容の確信を突いていない。)
ここから少しネタバレ要素を含みます。
題名の「ルックバック」はいろんな意味を含んでおり、基本の意味は「背中を見る」かな。本編中に藤野に憧れて漫画を描き始めた京本に対して「私の背中を見て成長するんだなー」的な言葉があり唯一直接的にルックバックという意味をわかりやすく表している。
他には、ある事件のあと過去を回想するシーン。「振り返る」という意味だ。京本が事件に巻き込まれてた原因が自分のせいだと自分を責める藤野だか、その後に二人で楽しかった思い出の回想シーンがこの意味を含んでいるんだろう。
あとは、oasisの曲でDon't look back in angerという曲があるようで、意味は過去を後悔しないで、怒りに満ちて振り返らないでというニュアンスの意味だ。
これは漫画では冒頭にDon't、最後のページにin angerという言葉が隠されており、本編の二つの言葉で挟んでいる構造だ。
これは、当然悲惨な事件だが、当人からのメッセージとして、悲しい辛い思い出ではあるが、振り返っていると共に過ごした楽しい思い出はたくさんあり、負の感情だけで当人を振り返らないでほしい。悲しい辛いだけの感情で振り返らないで欲しいという意味が含まれているのだろう。
だって、藤野は京本の引きこもりだった人生に光をもたらし、一緒に過ごした時間は素晴らしい時間だったのだから。
クリエイターには更に刺さる物語なんだろうと思いました。ただのサラリーマンの私にもグサグサ刺さる物語。ぜひ、漫画を読んでいる人にも映画でおすすめしたいです。かくゆう私も、当時漫画で読んで、Langaku(英語アプリ)にアップされて直前に読んでましたが十分楽しめました。
上映時間は60分くらいでサクっと見れます。
では!