「若さ」という弱点を、「若さ」でどう補うか。
人それぞれ「強み」「弱み」ってあると思う。
よく「弱みも言い換えれば強みになるよ」ということを耳にすることもある。それくらい正反対のようで近い存在なのが「強み」「弱み」なんだと思う。
だけど私には「強み=弱み」もある。
それが『若さ』だ。
もちろん若いって相当な強みだ。
体も動くし、体力あるし、覚えもいいだろうし、時間の制限も大人になって守るものが増えていくことに比べればまだ余裕がある。
その一方で弱みもある。
それが社会人経験の浅さであったり、知識・経験の乏しさであったり。
とりわけ私が今いる障害福祉の世界、かつ就労移行支援ってそれがダブルパンチで私に襲い掛かってくる感覚がある。
知識・経験の乏しさからいくと、
私は「障害福祉の世界」に対しての「若さ」だ。
これまでも何度か記事に書いたこともあるが、今の会社に入るまで就労支援の「し」の字も知らずにいた。大学で福祉について学んだわけでもなければ、就労支援・介護系の施設でアルバイト経験があるわけでもない。制度も仕組みも知識としてまだまだ。
だけど仕事ではわからない、と言ってられない。わからないと言っている暇があれば聞いたり調べたりしないと。
会社に入ってから現場での経験を積みながら並行して学んでいる。2年が終わろうとしている今となっては様々な聞かれたことに対して、
と答えられるようになってきたけど、最初なんかは本当に何も答えられなかった。なんなら今でも新しい学びは続いているくらい。
わからないことに出会い、うまく対応できないたびに「若いな、、、」と痛感する。
もう1つ社会人経験の浅さ。
大学からの新卒であればこれはしょうがないことというか、必然的なことであるのだが、とりわけ就労移行支援という環境においてはそうも言ってられない側面もある。
なんせ移行支援に通所されるご利用者様の多くは「就職・復職」を目指しているのだから。障害者雇用を進めていきたい企業側としては企業目線も福祉目線も持っている支援員の意見が欲しくなるから。
その点において社会人経験の浅さはネックになってくる。
なんせ「会社」という視点においては、今働いているこの会社のことしか知らないのだから。今が自分にとってのすべてなのだから。
自然と語れることは少なくなる。「若いな、、、、」と痛感する。
以上が「若さ」を弱みとして痛感する場面。もうこれは避けて通れない。
ただ嘆くのは自由だが、嘆いても変わらない部分であるのもまた事実。
今の自分でその「若さ」をどう補っていくかを考えなくちゃいけない。
”挑戦”と”転用”しかないと思ってる。
機会あるところには飛び込み、挑戦していくことで経験の数を意図的に増やしていく。ただそれでも足りないのは事実なので、1学んだらそれを10生かすくらいに転用していく。
みたいな。
こんな風に書くのは簡単だけど、結構難しいんだけどね(笑)
でもそれが出来るのも「若さ」だと思う。今度はいい意味で。
若いからこそ変に知識も経験もなく、守るものもまだ少なく思い切って飛び込むことが出来る。”ちょっと素敵な勘違い”でチャレンジできる。
若いからこそ頭の回転を速く回したり、固定概念にとらわれることなく経験を結び付けられたりすることが出来る。
ないものを嘆いていてもしょうがなく、私たちはあるもので戦わなければならない。
それならば「若さ」という弱点を補えるのは「若さ」だけなのだ。
もっと考えないといけない、もっと動かないといけない、もっと可能性を探さないといけない、もっともっともっと、、、。
そういった「もっと」という先走る気持ちを持ちながらも、常に「今ここ」にも集中をして。
そうやって今表現できる”ベスト”を表現し続けていきたい。