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「憧れ」の移り変わり
Twitterでこんな投稿をした。
変わらないものがあれば、変わっていくものもある。「憧れ」もその1つです。
— 塩浦良太|言葉を紡ぐ支援員×広報 (@ryota_s006) July 29, 2023
だからこそ、自分の心の動きに敏感でありたいなと。周りに流されるんじゃなく、自分がどう感じているのか。それに自分自身で気づいてあげたいです。そのためにも常日頃から自分と向き合うことは忘れちゃいけませんね。
この投稿についてちょっと深掘りを。
最近感じることがあった。
「自分の中の憧れが変わっているな」
と。
例えば大学生時代、就活をしている時の自分は東京のような都会に憧れを抱いていた。
というのも都会は様々なことで満たされていて、刺激で溢れていて、自分のまだ気づけていない力だったり成長だったりを目指すのであればうってつけの場所のように感じていたから。
だからそうなるためにいろいろと行動をしてきたけど、結果東京には就職しなかった。「しなかった」というか、そこに「配属にならなかった」と言う感じ。
だけどチャンスはずっとうかがっていた。「いつか行きたいな」という気持ちは社会人になってからもずっとあった。
つい先日、東京に遊びに行く機会があった。
そして東京で頑張っている先輩や同期、後輩たちと会話する機会があった。
「お前もこっち来た方がいいよ。絶対もう1段階変わると思う」
そう言われても、特に心に響かない、憧れを抱かない自分がいた。相手の言っていることは実に真っ当なことだし、実際そうなんだと思う。なんなら数年前までの自分なら、
「そうだよね!早くいきたいんよ!」
って言ってたし、言わずとも思っていた。だけど今回はそれが全然なかった。
(あー、自分の中の「憧れ」の感覚、変わったんだな)
と我ながら自己分析してた。
この「憧れ」に対しての感覚の変化が、果たしていいことなのか、悪いことなのかはわからない。「欲」とか「ガツガツさ」みたいな観点からいえばちょっとおとなしくなってしまったのかもしれない。
それにいざ環境を変えて行ってしまえば、「あー、やっぱり来てよかった」と思うであろうことは目に見えている。自分の性格上。
だけど「今、ここ」の感覚で、そこまで憧れ感じていないんだなぁ、という価値観はすごく大事にしたいなって思った。
人間生きていれば変わっていくものもあれば、変わらないものもある。
環境、出会った人、言葉、経験、それらによって変化し続ける。
こと「憧れ」という1つの想いの中にだって、変わらず憧れ続けるものもあれば、時間とともに変化していく憧れもある。
何が良くて、何がダメ、とかは一旦度外視して。
自分自身、その自分の心の動きに敏感でありたいなってすごく思った。
時には周りに流されて、おすすめされてみるということももちろん大事だと思う。そこでしか気づけないものもあるから。
だけど「自分がどう感じているのか」ということにも目を向けて、自分の心の声もちゃんと聴いてあげたいなって思った。自分自身で気づいてあげたいなって。
それが何よりも自分に対しての「やさしさ」だなと。
じゃあどうすれば心の声に気付けるかって。
そりゃいきなり心の声が聴こえるようになるなんてそんなファンタジーな世界じゃない。
常日頃から聴いておいてあげないと。
そのためにも、毎日どんな些細なことでも、自分自身と向き合う習慣は大切にしていきたいなって思う。
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