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言語化って感情の色付け作業

なんだかすごいうまいことを言おうとしたタイトル感が半端ない(笑)
確かにそれもあながち嘘ではない。いつもタイトルに全精力をささげている。

そんな冗談はさておき。

私は印象に残ったフレーズをよくメモとしてノートに記しているのだが、今回はそのメモの中にあった「言語化って感情の色付け作業」をピックアップしたい。

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まずもってこの言葉を聴いただけで何を意味するかって伝わるだろうか。

私も最初はあんまり伝わってなかった気がする。
でも響きとか、ニュアンスが何となくよさそうということでメモしていたけど、言葉にする練習をいっぱいしていく中で少しずつその意味が見えてきた気がする。

感情の種類はさまざまだ。

喜怒哀楽を中心にうまく言葉をあてはめられない感情だっていくつもある。

それをうまく表現できている人もいる。
自分の感情を適切に相手に伝えることができる人。

自分は何で喜んでいるのか、
自分は何で怒っているのか、
自分は何で悲しんでいるのか、
自分は何で楽しいのか。

それが上手にできる人は、感情の循環がうまくいっていて最高に充実した生活を送れる気がする。

でも中にはそれがうまくできない人だっている。
いやむしろそっちのほうが大半かもしれない。

何に向かって怒っていいかわからなくて、結局押し殺してしまう行き場のない感情。
「やさしさ」だと思ってしたことが、不意に誰かを傷つけていたこと。
喜んでいる自分と悲しんでいる周りを見て、喜んでもいいのかとためらう気持ち。
逆に周りが盛り上がっている中で自分がその話題についていけなくて愛想笑いをする時間。

ちゃんと伝えれば解決するかもしれないのに、その伝えるという作業が重くて、どう伝えたらいいかが難しくて。だから結局黙ってる。みたいな人もいるんじゃないだろうか。

でもたった1人でもその感情をわかってくれたら、知ってくれたら、それだけで人って明日からも頑張っていけるんだろうなと綺麗ごとながら思っている。

黙っていることが美徳とされがちな世の中で、それでも知ってほしい人、伝わってほしい人には「伝える努力」をしないといけなくて。

ずっと溜め込んでいた感情は無色透明。
だから周りには見えない、伝わらない。

そこに「言葉」という❝色❞をつけてあげることで、初めてその感情が周りにも見えてくるんだろうと思う。

言語化言語化、って言葉だけ聞くと難しいイメージがある。
そりゃ自分の理解できなかった感情をいきなり言葉で表現するなんて至難の業だ。だってできなかったから今があるのだから。

でもそれを「色付け作業」という風にとらえたらどうだろう。

「この感情、何色かな?」

色なら当てはめることができるかもしれない。

色を当てはめることができたら、

「なんでこの色だと思ったんだろう?」
「この色ってどういうイメージがあるかな?」

と考えることができる。そうやっていくうちに自然と言語化されている気がする。

これって自分自身で行うだけに限らず、むしろ周りからの影響もいっぱい受けたほうがいいと思っていて。

私が「この文章素敵だなぁ」と思うものは、いつも自分の、うまく表現できなかった感情に「色」をつけてくれるものだった。

「言いたかったことこれこれ!」

みたいな。

そうやって、自分が表現できる「色」を増やしていくことも大事なのかなと思ったりする。

あなたにとって言語化とはどんな作業だろうか。

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塩浦良太
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